今日は
蒋欽
を取り上げます。
蒋欽 字は公エキ 九江郡の寿春出身
194年に孫策に仕えて、孫策に従って3つの郡を平定して、
会稽の賊、呂合・秦狼を捕らえました。
その功によって、討越中郎将に任ぜられました。
勇猛ではありましたが、知略にとぼしいイノシシ武者でしたが、
呂蒙とともに、孫権にから勉学に励むように諭され、
必死に書物を読んで勉学に励み、大きく成長しました。
217年に曹操が、濡須へ軍を進めてくると、
呂蒙とともに、総指揮にあたりました。
そのさいに、過去に蒋欽の留守を預かっていた役人を、
徐盛が捕らえて、罪を糺し上訴して、
斬刑に処そうとしたことがあり、徐盛は報復を恐れていましたが、
蒋欽は徐盛の長所を取り上げて、称賛しました。
徐盛は彼の徳に心服しました。
219年の関羽討伐にも、水軍を率いて参加しましたが、
その帰還途中で病死しました。
功績を挙げても奢ることなく、実直な人物だったため、
孫権や同僚、配下の将兵に厚く信頼された人でした。