今日は、
甘寧
を取り上げます。
甘寧 字は興覇 巴郡の臨江の出身
若いときから気概を持って、遊侠を好んで、
無頼の若者たちを集めて、その頭領になっていました。
仲間は大勢で集団をなし、弓などをたばさみ、
水牛の尻尾の旗指物を背につけ、腰には鈴を帯びていました。
人々は鈴の音が聞こえると、すぐに甘寧一味がのし歩いているのがわかりました。
人とであった場合、たとえそれが地方の長官であろうと、
盛んにもてなしたものとは、一緒に楽しみましたが、
そうしないときには、配下のものをやって、財産を奪わせました。
彼の属する地方長官の管轄内で、強盗傷害事件が起こると、
彼がその摘発と、制裁にあたるなど傍若無人に振る舞い、
20年あまりも、それを続けました。
のちに暴力沙汰はやめて、いささか先賢たちの書物を読むと、
劉表のもとに身を寄せて、そのまま南陽に住みました。
しかし取り立てられることもなく、
劉表のやることを、じっくり観察した結果、
やがて失敗することを察知して、
劉表の勢力が消滅したら、自分も巻き添えになると思い、
呉に向かおうとしましたが、
夏口に黄祖がいるので、軍を率いたままでは通過できないので、
やむをえず黄祖に身を寄せましたが、
黄祖は彼を礼遇しようとはせず、手柄をあげても、
待遇は変わりませんでした。
蘇飛を取り上げたときに、説明したように、
蘇飛の助けをえて、チュ県の長に任命されたときに、
黄祖のもとを離れ、呉に身を寄せました。
呉に身を寄せると、周ュや呂蒙がそろって、
甘寧を重く用いるように推挙して、
孫権は甘寧に特別の待遇をして、
もとからの臣下と変わりなくあつかいました。
とここで、話は次回に続きます。