No.820 新企画「ニンティアオ種の発芽実験」(その2) | ryokukanetworkのブログ

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砂漠緑化活動を行うNGOのスタッフブログ。農村出身の若者達の日常がメインです。中国の農村の日常を綴ったブログはレアかも?まったりゆるゆる系でボチボチ更新します~!

みなさんこんにちは.

ちょうぶちょうです。

 

発芽実験の2ステップ目は、ガボウにあるせるの実家に今年の春季植栽地であるアオルンから砂を持ってきて、現場の条件に近づけて播いてみることにしました。

(砂はそんなピンポイントにこだわらなくてもよいのでは。。)

 

 

 

まずアオルンの現場から砂をバケツで運んできます。この砂を使って、

「従来通り少し溝を掘って埋める」

「砂の上にそのまま播く」

 

2通りの方法で、2品種の種を播きます。

合計4パターンの実験ですね。

 

 

 

また、灌水を3日ごとに行うものと、播いた時以外灌水しないもの(ここ、重要。一回は水かけしてるってことですので。。)に分けて記録を取りました。

(合計8パターンってことね)

 

 

 

結果は、灌水ありとなしで、発芽率の差は5~10%。従来通り砂に軽く埋めるグループと砂の上にそのまま播くグループの発芽率の差は最大でも4%と、あまり大きな差になりませんでした。

 

 

 

もちろん、せる宅(実家)の庭なので実際の現場より風の影響などが違うとは思いますが、砂に埋めても埋めなくてもほぼ同じように発芽することが分かって良かったです。

 

これは、実際に大面積を播種する場合、かなり人件費を抑えることができるので、とても歓迎すべき実験結果でした!

 

しかし、そもそも最初に灌水すると実際の播種時より好条件なため(自然灌水=雨を期待。もちろん降らない場合も有)、全く灌水しないグループを新たに設けて追加実験することになりました。次は実際に現場で実験をしてみます!

 

 

(つづく)

 

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