No.719 モンゴル緑化隊2019(その8) | ryokukanetworkのブログ

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砂漠緑化活動を行うNGOのスタッフブログ。農村出身の若者達の日常がメインです。中国の農村の日常を綴ったブログはレアかも?まったりゆるゆる系でボチボチ更新します~!

前回で完結したつもりのモンゴル編。

 

ケロッと忘れてました。。

 

一応、緑化ボランティアツアーなので、しっかり作業したこともお伝えせねば!

 

という事で、最終回は、ビゲル村で行った緑化作業についてお伝えします。

 

 

今回のメインミッションは、4年前に試験植栽をした

チャチャルガン(=中国名:サジ)植栽地の整備です。

ここは、2020年度から予定している本格的な大規模植栽に先立ち、

品種や土壌、施肥等に変化を持たせた植栽実験を行った場所です。

なので、ダメダメゾーンと成績良いゾーンが見事に別れているのですが、

その中でも、生長が良い場所は、様々な育苗作業が引き続き必要です。

 

今回は、主に灌水用の水路の浚渫作業を、

ボランティアの皆さんにお手伝いしていただきました。

 

 

 

これが、チャチャルガンの実です。

 

そう、本来ならば、植栽から5年くらいで実を付けるのですが、

なんと、4年目に実が成っていました。

 

これは嬉しい誤算でした。

 

 

ちょっと引いて撮った画像がこちら。

房のようになるのではなく、幹や枝に吹き出物のように実が成ります。

 

中国名がサジ(沙棘)という名の通り、幹や枝には鋭い棘があり、

手摘みでは大変な労力を要します。

 

しかし、植えた品種の中には、棘がほとんど無いものもあり、

また、こちらの品種の方が実が大きく栄養価も高いとのことで、

来年以降の大規模植栽はこの品種を中心に植える事になりそうです。

 

 

 

 

そんなわけで、皆さんには、チャチャルガンを植える際に畝を掘り、

水路として使用していた溝が浅くなっていたので、

鍬やスコップで浚渫して頂く作業をお願いしました。

 

同時に、除草もできますが、ここまで大きくなるともう

雑草に負けないので、ある程度で大丈夫ですね。

 

 

 

 

ごらんの通り、足下は石ころ(礫)だらけ。。土壌も非常に堅いんです。

これはかなりの重労働です。

なにせ、この作業地点が、海抜約1700m。

頑張りすぎると酸欠になり危ないので、ほどほどに。。

 

来年の緑化隊からは、収穫作業もできそうです。

棘が刺さらない軍手必須ですね。

その実が今度はワインやウィスキーになると思うと、今から楽しみです。

 

(こんどこそ、おしまい)

 

 

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