No.679 極寒のウランバートル | ryokukanetworkのブログ

ryokukanetworkのブログ

砂漠緑化活動を行うNGOのスタッフブログ。農村出身の若者達の日常がメインです。中国の農村の日常を綴ったブログはレアかも?まったりゆるゆる系でボチボチ更新します~!

みなさん、こんにちは。

べいぷです。

 

 

先日、モンゴルのウランバートルに行ってきました。

2泊3日の弾丸ツアーです。

 

冬のモンゴル初体験。

夏ですら、ライトダウンに寝袋必携なのに、冬は一体どうなるのでしょう。

しかも、1年で最も寒い季節。。

 

 

天気予報では、

最高気温-15℃

最低気温-28℃。

 

どないやねん。。。

 

-40℃まで耐えられるスノーブーツとか、

いろいろ備えて行きました。

 

とはいえ、予想していたとおり室内は暖かい。

 

いや、

 

暑い!(苦笑)

 

ホテルの部屋ではほとんどTシャツ1枚。

 

 

拍子抜けです(笑)

 

 

実は、冬のウランバートルで注意すべきは

寒さより大気汚染。

 

 

朝イチのお部屋から撮影した市内。

朝靄ではありません。

排ガスです。

 

ウランバートルは、市内の建物はセントラルヒーティングですが、

郊外にはゲル街があり、そこでは相変わらず石炭が焚かれて暖をとっています。

 

また、市内の火力発電所も燃料は石炭。

盆地という地形も相まって、今や世界最悪クラスの大気汚染に悩まされているのです。

街全体が、何となく石炭臭。。。

 

我々は緑化専門ですが、同じ環境問題。

何とかしたいところです。

地方からウランバートルに流入する人口の一極集中を是正する必要があるのですが、

これは、間接的に緑化の進行で改善出来るかもしれません。

 

モンゴルは、遊牧=畜産業の国と思われがちですが、

実は鉱工業が第一の産業で、畜産業は減少傾向にあります。

その大きな原因が、草原資源の減少です。

地方での遊牧を辞め、職がありそうなウランバートルへゲルごと移動という社会背景が

大気汚染の一因になっているようです。

 

 

当会のモンゴルでの緑化事業は、今年から本格化します。

これからも、今回のように厳冬期で空気が汚れたウランバートルを訪れることになるでしょう。

しかし、年々空気が綺麗になり、冬でも星空が見えるようになればいいなと思います。

 

(おしまい)

↓ポチッとお願いします。

 

人気ブログランキング