霊峰が見下ろす大河のほとり、舟で人々を運ぶ「渡し守」として働く少女・ハル。彼女の瞳に映るのは、遠くたたずむ山々と静かにゆらめく水面と、そして身を焦がす悔恨の思いだった。
~版元紹介文より~
【全3巻】
渡し守というちょっと変わった仕事をしている女の子を主役にしたファンタジー作品。ストーリーは温かみのある日常系というかヒューマンドラマ系というか、全体的に優しい雰囲気がすごくある。そこがすごく良い。何度も読み返したくなる不思議な魅力があって、読んでいて心地よい気分になった。それだけに早めに終わってしまったのは残念。もっと長く続いてほしかった。
作者のセンスは良いと感じたので次回作にも期待したい。