チ。ー地球の運動についてー | お勧めの漫画や映画

お勧めの漫画や映画

ゲームやサッカーの記事もあります

 

舞台は15世紀のヨーロッパ 異端思想がガンガン火あぶりに処せられていた時代。
主人公の神童・ラファウは飛び級で入学する予定の大学において、当時一番重要とされていた神学の専攻を皆に期待されていた。合理性を最も重んじるラファウにとってもそれは当然の選択であり、合理性に従っている限り世界は“チョロい”はずだった。しかし、ある日ラファウの元に現れた謎の男が研究していたのは、異端思想ド真ン中の「ある真理」だった――
命を捨てても曲げられない信念があるか?
世界を敵に回しても貫きたい美学はあるか?

アツい人間を描かせたら敵ナシの『ひゃくえむ。』魚豊が描く、歴史上最もアツい人々の物語!!
ページを捲るたび血が沸き立つのを感じるはず。面白い漫画を読む喜びに打ち震えろ!!

 

~版元紹介文より~

 


全8巻

 

地動説をめぐる物語。地動説を信じる側と天動説を信じる側との戦いが非常に面白く、胸が熱くなるようなセリフはとても心に響く。主人公を固定せずリレー形式にしていく見せ方もすごく良い。序盤と中盤は文句なしの面白さだったけど、終盤がやや尻すぼみになってしまったのは残念。地動説の有名人であるコペルニクスの活躍も詳細に読みたかった。難解な言い回しが多く長文の傾向があるので、くどいと捉えるか丁寧と捉えるかは人によって分かれそう。地動説と天動説がなんであるかを知ってる程度の知識があるなら楽しめる作品だと思う。