社員の結束を高める為の、登山レクリエーション。
雄大な自然を感じる爽やかな山は、夜と共に惨劇の舞台と化す！
藤ヶ谷製薬３６名が体験した、未体験の悪意とは・・・！？
～出版元紹介文より～
全12巻
一言でいうなら山岳サバイバル作品。紹介文では３６名とあるけどメインの登場人物はそこまで多くないので御安心を。序盤と中盤は話の展開が早く、見せ場が多いので物語に没頭できる。復讐者の言動の整合性とか警察が弱すぎとか超人的な能力を持つ魔猿とか突っ込み所も多々あるけど勢いで最後まで読んでしまえる感じ。あと無駄に殺し過ぎというのも読み終わった後に少し感じるかも。復讐するなら標的を絞ればいいのにって。ただその過剰に殺しまくる惨劇性や残虐性が作品のウリと言ってしまえばそれまでなので、そういうのが好きな人には向いてる作品だとも思う。後半の伏線回収がやや弱いけど序盤と中盤の読み手を飽きさせない構成は非常に良かった。