好酸球性副鼻腔炎で
指定難病に認定された為
自分で打つタイプのお注射
デュピクセントをまずは
病院でやってきました。
この数年間、無味無臭の世界に居ましたが
なんと打った3〜4時間後あたりから
味覚嗅覚が少しずつ出てきました
その時、カフェに居たのですが、
徐々にコーヒーの匂いが分かってくるんです。
もう鳥肌。感動！！の一言に尽きます。
でも、悪臭が分かるまでは
4〜5日ほどかかりました。
治療前からそうだったのですが、
副鼻腔炎になってから特に臭いものが
本当に全く分からなくて、トイレは勿論、
ヒーターの近くにあったクッションが
燃えてるのに気がつかずあわや大惨事
なことも……
お注射後、2週間経った今はというと
ここ数年間使用していた公衆トイレが
まあまあ臭かったことに気がつき、
……何か嬉しい
という、情緒が安定してるのか
不安定なのかよく分からない状態ですが
ほぼ通常並に回復している感じがします！
全ての匂いや味が嬉しくて
ええ匂いも悪臭も全て新鮮で、
生まれたてみたいな気分です。
あと、鼻詰まりも後鼻漏も
ほとんど無くなったので
持病の喘息もかなり楽になり本当に快適。
私は今の所、副作用も無いので
あとは声枯れが治ってくれれば夢のよう。
好酸球による長年の後鼻漏と喘息の咳、
諸々で声帯に肉芽もできてしまい
更に声枯れもしてるんですよねー。
しゃべる仕事なので辛い
さてここからは、お注射当日のお話。
1回目は病院にて看護師さんに
見守られながら。
でも、自分で刺します
先ずは針の付いていない
ダミーの注射で練習。
ペン型の注射を両手で持って
お腹に刺すのですが、その姿まるで
切腹
練習すればする程、怖くなるなと思い、
練習は一回だけにして、
すぐ本番に移行する旨を看護師さんに
伝えました。
すぐに「本番やります！」
と言った割に、両手で注射を持ちながら
ヒィィィとか言っていたので
見かねた看護師さんが
「じゃあ、イチ、二のサン！で一緒に
打ちましょう！
今日は私も上から手を添えます」
と提案してくれました。有難く受け入れます。
はあっ！ちょっと待って
ASKAさんの曲の歌詞で
「
いちにのさんで飛び乗るか〜
いちにのさんハイ！で乗るか〜」
て、あるやん。
このシーンに於いてそれ大事！！
「あの……いちにのさん！の、『さん！』
のタイミングで押し込みますので
宜しくどうぞ」と最後の言葉のように
言い残していざ、切腹。
(看護師さん&私)「いちにのさん！！」
タイミングピッタリ！
私、いつもの注射のクセで目をつむる。
看護師さんに、目を開けて注射の
中身が入っていくのを確かめて！と言われる。
あぁ、そうだったと、
恐る恐る患部を確認。
おぉ、入ってく、入ってく！
しかも痛くないぞ！！いいぞ！！
針を刺して10数秒。
中身が入った合図のカチャリ音がする。
思わず抜きそうになるけど
すかさず看護師さんに
「ここから5秒です！」
と言われて、またもや
あぁ、そうだったとなり、
(看護師さん＆私)「いち、に、さん、し、ご！」
と数えて終了
針を刺してからは30秒もかからなかったし
思ったより全然痛くなかった！！
でも、パニくるし怖いことは怖いし
ど汗かきました。これ一人で出来るんやろか。
帰り際、思わず看護師さんに
「毎回、横でいちにのさん！て
一緒にて言うて欲しい」
と頼んで苦笑いされました。
力んで、ガッ！！と押し込んだせいか
2週間経った今も内出血は有りますが、
特に副作用もなく前述したように快調なので
予定通り2週間おきに打ちます。
明日、2回目です。
因みに……
堂々たる「遺伝子組み換え」の文字が
気になり過ぎて、別のお医者さんに
「ヤバイんちゃうん？」
と聞いた所、
「気にすんな。我々はもう既に
遺伝子組み換えのもんメチャ食べてる。
この注射は、まだ打ってる人少ないけど
山奥の秘薬よりは断然信用できる」
とのことでした。
所々、気になる言い回しがありますが
まあ気にすんな。みたいなことでしたので
気にしないことにします。
ただ
ハイブリッド
な私
になったことは確かでしょう。