2016年に台湾へ行った時、

 

セクハラマッサージ

に遭遇しました。

 

でも先に書いておきますが

台湾の多くの人はとても親切で、

食べ物も美味しい。

またリピートしたい素敵な国です台湾


又、

この頃はブログを書こうと

思っていなかったので写真は全く有りません。

 

場所は台北市内のとあるマッサージ店。

最寄りの駅や、だいたいの場所は

覚えていますが

一応ここは公の場なので詳細は控えます。

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 


その日は街歩きで疲れていたので、

ホテル近くのマッサージ店に行った。

 

外から見る感じガラス張りで明るく

開放的な店内。

客も10人程いて流行っている様子で

観光客の私でも入りやすい店だった。

 

私と同行した職場の先輩男性は

足だけのコースを選び

私は全身のコースにした

 

値段は台湾の平均的な価格。

全身コース1時間で

4000円程だったと思う。

 

専用のムームー

みたいなのに着替えてからスタート。

 

先輩男性には女性スタッフが付き、

私には男性スタッフが付いた。

 

男性スタッフは私と同年代で

見た目は芸人の


とろサーモンの

太っている方にそっくり

だった。

 

隣の女性客は、結構なイケメン

に担当してもらっていたから羨ましかった。

 

※以下、マッサージ師=とろサーモン

 

まず一階にて

 

足裏を中心にマッサージ

1階はガラス張りで通りに面しているので

外からも見えるし、

隣客との間仕切りも無いので

オープン的なスペースだった。

 

とろサーモンは、

無口に黙々と足をマッサージしてくれた。

それが終わると


2階に案内された。

 

2階も隣客との間仕切り無くオープン的。

 

私は長座をして

とろサーモンと向き合い、太ももあたりまで

マッサージしてもらった。


着替えさせられたムームーのズボンが

膝より少し上の丈で足繰り広め

(イメージ的には短めのキュロット)

 なので


多分とろサーモンには

こちらのパンツ丸見え

だけど、隣の女性客&イケメンスタッフも

同じような感じだったので、

そんなもんかと思った。


そして全身をマッサージする為に次は


3階に案内された。

 

3階は、

今までと少し違っていた。

 

部屋を開けると、間接照明でほの暗く

窓は無かった。

 

4ツ程ベッドが有り、

それぞれはカーテンで間仕切りされいた。

病院の大部屋のようなレイアウトだ。


全身マッサージなので

このくらいのプライベート感があって

しかりと感じた。


先客が一組おり会話が聞こえてきた。

その会話の内容から日本人夫婦だと

分かる。完全個室ではない上に

先客の日本人夫婦もいる。

私は安心しきっていた。

 

が、マッサージが始まって10分程経つと

日本人夫婦の施術は終わり、

夫婦は部屋を出て行った。

 

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そこから、とろサーモンと私

 

部屋に2人きりになった。

 

後から他の客が来ることもなく

事実上の完全個室状態となったが

私はまだ警戒していなかった。


すると今まで一言もしゃべらなかった

とろサーモンが、

うつぶせになっている私の首を

マッサージしながら話しかけてきた。

 

「アナタ 

 キレイ 

 デスネ」

 

唐突。普通こういう時の会話って

「ニホン ノ カタ デスカ?」

とかでスタートじゃないの?


まあ、そう聞かれても英語も

中国語も話せないから

「イエス」

としか返せないけど。


だからその唐突な始まりにも



「……サンキュー」


としか返せなかった。

しかもうつぶせなのに

謎の薄ら笑いすら浮かべて。

日本人の悲しい性ということにしないと

情けなくて泣く。


 今思えば、この辺りから

とろサーモンは私の

反応を伺っていたのかもしれない。

押しに弱い日本人だなと思わせたかも

しれない。


とろサーモンは

「フフッ」と笑って、

今までよりも明らかに

一生懸命

マッサージをしてくれるようになった。

 肩や腰をグッ!グッ!と

いい圧で揉んでくれる。


とろサーモンの

息が上がっている

のが分かる。

 

まだ何も気がついていない私は、

一生懸命してくれているみたいだし

息も上がるだろうと思った。

 

そのうち、明らかに彼の腹周りというか、

下半身が私の背中に

ギュッと

あたるような感覚

が何回かあった。

 

でもまぁ、彼のポッチャリした体系上

そんなこともあるだろうと思い

私はまだ警戒していなかった。

 

「ハァ、ハァ、OK?」

 

痛くないか気を使ってくれているのだと思った。

とても一生懸命してくれてるんだなと。

 

なので私はガイドブックで覚えたての

中国語で答えた。

 

「ヘン ハオ!!」 

(イイですよ!!)

 

……こういうのを黒歴史と云うのだろう。

 思い出すと、恥ずかしくて

消えて無くなりたい。

 

そして次は仰向けになるようにと

指示される。

さっき「ヘンハオ!」とか言っている

私なので機嫌良くごろんと仰向けになった。

 

とろサーモンは

大胸筋をほぐしてくれた。


 が、

急に物凄く

ソフトタッチになった。



(大胸筋サワサワ)

「OK?

……ハァハァ」

 

(大胸筋クルクル)

「キレイデスネ

……ハァァァ~」

 

(大胸筋なでなで)

「OK?

ハァッハァァァ」

 

(もはや下乳あたりサワサワ)

「キレイデスネ!

ハァァァァァァァ

ァァァァァ〜」

 




何か様子おかしくない?

 

ここにきて、ようやく

変かもな

と感じ、初めて警戒心を持った。

 

でも思い過ごしかもしれない。

自意識過剰かもしれない。

 

とも思い、黙っていた。

 

ピピピピピピリピリ

程なくしてマッサージの

終了を知らせるタイマーが鳴る。

我に返るトロサーモン。

 

私はというとソフトタッチ、桃色吐息の

大胸筋および下乳マッサージから

解放され安堵する。

 

しかし、その安堵も束の間

 

トロサーモンが最後の仕上げと言わんばかりに

  

起き上がりベッドに腰を

かけるようにと言う。


えーーー。

もう嫌な予感しか

せーへん((+_+))

 

でも断るのも不自然やしな……

めっちゃくちゃ警戒しながらも、

言われるがままベッドに腰を掛けた。

 

 

そして、

その時はやってきた

 

私が起き上がった瞬間

トロサーモンがふくよかな体を

俊敏に動かしベッドに飛び乗ってきたのだ。

 

そして背後から私にギュッと抱き着いて

今度は明らかに

乳を揉みながら

耳元で囁いた。

 

「キモチ 

 イイデショ? 

 ツヅキ 

 シマスカ?」

 

私は今、とろサーモンに

物凄く下手くそな

たたみかけをされた挙句

バックハグで乳を弄ばれ

耳を食べられかけている。

 

と、30代半ばのバツイチは自分の状態を

俯瞰で想像できた。

 

ちょっと笑ってしまった。

やっぱそうか。そういうことやったんか!

 

台湾でとろサーモンと

ランデブーする気はさらさら無い。


「NO! NO! NO! 

 Finish!  

 Finish!あせる

 

と断った。

 

すると、とろサーモンが

 

マジでか!?

 

意外なんですけど!?

 

間違いなく!?

 

というような表情で

 

「Finish? 

 Finish? 

 Finish?」

 

と何度も聞いてきた。

ヘンハオ!なんて言わなきゃ良かった。

 

私が、うん、うん、とうなずくと

とろサーモンは慌てて私から飛びのいて

「OK! OK! OK!」

と言い、両手を上げ


撃たないでください

のポーズをした

\(;・_・)/

 

はぁ???


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もし私があの時、

断ることが

出来ていなかったら……

 

下手したら今頃とろサーモン似の

乳飲み子を抱えて

途方にくれていたかもしれない。

 

男児ならともかく女児やったら

……と想像してみる。

 

とろサーモン似の女児。

娘は概ねハードモードな

人生を送ることになるだろう……

 

正直この件に関して私は怒っていない。

 

歳を重ねてきて多少のことでは

動揺しないようになったのを

実感するし、ホンマにこんなこと

あるねんなぁと、びっくりする程度。

 

でも警戒心の無さに至っては猛省している。

 

台湾の街で出逢う人が

みんなとても親切にしてくれたので、

完全に私の気が緩んでいた。

 

女性が海外でマッサージをする時は

女性スタッフを頼むべきなのを改めて

痛感した。

 

とろサーモンが個人的な趣味で

そういうことをしているのか、

店公認の裏オプションとしてそういった

コースがあるのかは不明。


後者だとすると2階まで一緒だった

女性客とイケメンスタッフペア。

指名したんだろうなぁ常連客っぽかったし。


因みに足だけコースにして

オバチャンが担当についた

先輩男性は何事もなかったそうなので、

次回は全身コースにチャレンジして

真相を解明してもらいたい。