「がん」の闘病記録
最初から読んでくださる方 はこちら
いつか大人になったら
日経新聞
土曜朝刊のコーナー「向きあう」で
全4回に渡って
のインタビュー記事が掲載してもらってました。
とても丁寧に取材してもらい
今日が最終回でした♡読んでみてね！
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO75239450T11C23A0TCC000/
今回の取材で、闘病からこれまでのことを
思い出しました。
女性って？女性じゃなくても？
人生って、
何かわかんないけど、目的地があって
ずっと何者かにならなくちゃいけなくて
例えば
勉強して、卒業して、仕事して、スキルアップして
そいでもって
誰かの奥さんになったり
誰かのお母さんになったり、
そんなふうに、なんとなく道筋があって
でも、私の場合、
ずっと「生活なんていらない」
と思って生きてきてたから（笑）
就職もせず、結婚もせず、子供ももだず
フワフワと
地に足つけて生きてこなかったわけです
それなのに、癌を告知されたとき
あれ？
私このまま、結婚もせず、子供も持たず
仕事もなくなって
死んでいくのかな？？って
おやおや！私！！
おそろしく何も持ってないじゃーん！！
って、、
得体の知れない不安が押し寄せてきたんですよね。
「生活なんていらない」と
思ってきたはずなのに🐯
でも、治療が大変になったら、だんだん
そんなことどうでもよくなって
ただ、朝起きて、目覚めて
今日も生きられて、
時々美味しいものも食べられて
たまには、友人とお茶したりして☕
ああー！それだけで、なんて幸せなの！
って感じるようになり
ああ！
もう競争社会で頑張んなくていいね！
何者かになろうとしなくて、
今日を迎えるだけで幸せなんだから！
って、すごーーく気持ちが穏やかに。
なのに！！！
でも、またこうやって喉元すぎれば
ただ生きるでは、飽き足らず
起業しちゃったりして、
病気になったことと、これまでの人生の経験の
点と点をつないで、いつか、線にしようと必死で
もがいているわけです。
私、
男はつらいよの寅さんが、好きなんですが🐯🐯
寅さんの名言の中に
長く生きてると
“生きていてよかったなぁ”っていうことが
何度かあって
そのために生きているんじゃないのか
って言葉があって。
ああ！そうだよね。
それこそが、幸せの定義だよねって。
まさに闘病中のあの感覚。
今だけを見て、今を精一杯生きるあの感じ！
そんな感覚を思い出しました。
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