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#はじめて抗がん剤をした日
主治医も決まって、いよいよ抗がん剤を始めることになった私。
そもそも、抗がん剤
→とてつもなく怖いイメージしかない。
抗がん剤をすると、髪が1週間位で抜け始めるとか
爪が弱くなるとか
吐き気がひどいとか・・・・
色々言われて。。軽くパニック状態。
なんですか。それ。
そんな危なそうなものが身体に入るって事が、
まず怖くないですかぁ？？
抗がん剤って、入院してするのかと思いきや、通いで打つんですよ。
それもびっくりだし、
案内された抗がん剤ルームみたいなとこは、
とっても広くて、沢山の人がリクライニングの椅子に座って
一斉に点滴をしてるんです。圧巻の景色（笑）
飛行機に乗ることが多い私。
この景色、このリクライニングのシートは広々としていて、
若干、憧れのビジネスクラス
の席に見えなくもないっ
そんなわけで、私は、その後、この抗がん剤ルームを
飛行機のビジネスクラスとして、妄想して過ごすことにした
こちらのビジネスクラス、行先はどこかなのか
全くわからないが、きっと良い方向に連れて行ってくれるはずだよね・・・
半日近い時間を過ごすのだから
だらだらしやすい、スエットをゲット。
ビジネスクラスなんでね
少々お高いスエットにした
私は毎回、お気に入りのぬいぐるみ
を持参。パソコンも持参。
海外ドラマを見たり、好きな音楽を聴いたり
できるだけエンジョイできるように工夫した。
（韓国ドラマは展開早いし、続きが見たくなるから本当におすすめ。）
一粒、数千円もする吐き気止めを飲んで
さぁいよいよ点滴に入ります。いよいよ毒薬が体に入る。
さぁ、毒薬さん！
私の悪い癌を
根こそぎ、一網打尽にやっちまってくれ
祈るような気持ちだった。
結局、その時は、抗がん剤が体に入った感覚なし。
胸のしこりに触れてみたが、特に変わった様子もなし。
あれ～。
なんか肩透かしだなぁ～（＞＜）あんなにビビッていたのに
吐き気もなければ、熱もないっ
ピンピンしてるよ。私。
・
・
なんだぁ、
思ったより平気じゃ～ん。楽勝っ～！！
とすっかり調子こいた私は、帰り道
「うどん」と「かき揚げ」をお腹いっぱい食べて帰路についた。
それから数時間の夜。。
・
・
・
「ゲーゲーゲーげぇぇー－－－！！！」
トイレから出れない。もはや
トイレにくのも、這いつくばらないといけないほど
目が回る
身体がちぎれそうに痛い。
そう、ひどい吐き気と、高熱と。。
うどんとか
ましてや「かき揚げ」とか食べてるどころじゃない 泣
結局、朝型までうなされた。この吐き気、私は3日ほど続いた。
（超、個人差ありますのでこれは私の場合。）
予想以上の具合の悪さと、感じた事のない身体の異変。
初めての抗がん剤は
何がなんだか、わからないまま
うなされ、私に恐怖を与えて、怒涛のように過ぎていった。
生きる為の治療がこんなに辛いなんて、死んだほうがましっ！
と思ったくらいだった。
この辛い治療を、まだまだ繰り返すなんて・・・・
私、絶対！ムリぃ～～～～～！！！！
が私の最初の感想だ。
が、この後、人間の体っ不思議で慣れていくものなんですね～・・
※最初は何が起きるかわからない不安もあって、余計にひどく感じたのかも。
数か月後、抗がん剤に慣れた私はすっかり調子にのって、
抗がん剤中に、主治医にも言わず、海外旅行にいったりしたんだよな～
というわけで、なんとか初回の抗がん剤を終えた私。
この後、いよいよ、抗がん剤の山場、髪の毛抜けるがはじまるんです。。
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