前回、ハイテイでも鳴けるようになんてことを書いたけど、今回はちょっともしもシリーズで書いてみようと思う。
Aさんは喰いタンヤオで聴牌してて、ハイテイでポンしてる牌を持ってきた。ハイテイだと気づかずにすぐに加槓をしたらその牌でBさんにロンと言われた。
Bさんが倒牌しようとしたところでCさんが「ハイテイだからカンできない。だからその和了は認められない」と言った。
さて、このような場合は裁定はどうなるのであろうか?
まず、加槓が出来ない状態での槍槓が認められるかどうかである。これはカンという行為そのものが出来ないので和了は認められないと思う。
で、問題はロンと言ったBさんの裁定だ。Bさんのこのロン発声は誤ロンにあたるのかどうか?これがすごく難しいと自分は思う。
Aさんがハイテイだと認識して加槓の行為をしなければBさんはロン発声はしなかった。
だけど、ハイテイを確認しなかったBさんにも問題はある。
裁定として考えられるケースは、誤ロン扱いでチョンボ、または和了放棄で、和了放棄だった場合はノーテン扱いになる。
または、加槓をしたAさんが悪いということで、なにもペナルティはなし。
次に、Aさんへの裁定はどうなるかだ。Aさんはカン出来ない状態なのにカンと言ってしまった。これは空行為、誤カンになるのだろうか?
誤カンであれば、競技だったら和了放棄、巷のフリー雀荘だったら1000点罰符になる。
それともペナルティはなしなのか?
ハイテイで切られた牌をポンとかチーという人はたまに見かけるけど、これはハイテイ牌が切られた時点でその局が終わりなので空行為にはならない。
だけど、今回の場合はハイテイ牌が切られる前で、その局は終了していない。はたしてどうなるのやら?
まぁ、これは実際にあった話ではないんだけどね。
でも、槍槓というのは滅多にないとしても、ハイテイでカン出来ないのにカンを発声というのは普通にあるような気はする。この時ってフリー雀荘などでは誤発声で1000点出さないといけないのだろうか?
フリーの場合はハイテイかどうか周りに確認する人もいるけど、競技だと確認することは出来ないだろうから、競技だとハイテイで気づかずにカンって言ったら和了放棄になるのだろうか?