「・・・目が覚めたの?」
徐々にしまる腕、脚には雅治の脚が巻きついてきていた。
背後から抱かれ動きが制限されたなか、首だけで後ろを向くと、はまり込むように雅治の唇が下りてきた
さっきまでの風情がウソのように私を包む
息が続かなくなるまで唇を交わし、私から漏れる吐息を聞きながら、その唇は私の喉をゆっくりと下に這っていく
火をつけるのが、もう本当に上手
私をよく知ってる
欲しいように火をつけて、私の願うように触れて
さっきまで思っていた本心なんて
たちどころに消し飛んでしまう
「ん・・・」
「見せて。sanaが感じるところを見たい。気持ちよくなっていくところを」
「・・・もういい」
「良くないよ・・・もっと何度も気持ちよくさせたい、sanaを何度もイカせて、壊したい。何度もイクところを見たいよ」
「・・・・」
雅治は
私が、触れられながらのそんな言葉にグラつくのを知ってる
雅治は、下半身に小さなものをあてがった
「どう?これは」
とたんにそれは強い振動を発し、私の敏感な場所で暴れはじめる
「イヤっ」
「ウソ、イヤじゃないでしょ、そんなわけない。身体はそんなふうには言ってないよ?」
そり返る身体
外そうとする私の力を、抱え込むように雅治は押さえ込む
しまった
あまりにやりきったはずだから
まさかそう来るとは考えていなかった
見ると、雅治はいくつかの道具をすでにベッドに用意していて
面白がるような目をして私に触れ、試していく
機械ばかりは嫌
そう言ったのを
覚えているのかいないのか
小さなヴァイブレーターは
さっきまで雅治を飲み込んでいた入り口を揺らしていく
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