「由子ちゃんがひとりで来ることは無いよ。sanaが一緒でしょ。久しぶりに会いたいな」
ふわっ、とモヤッとする
由子を連れていったら、会えるけど逢えないじゃない
それに昔、由子に雅治が目をかけてたことも知ってる。私と由子を引き合わせたのも雅治だし。
「久しぶりに会いたいな」で、ゴチャゴチャと、すぐ昔に遡れる私の記憶もたいしたものよ(苦笑)
「・・・じゃ2週間後にそちらに行く時、由子にも声をかけて一緒に行ったほうがいいですか?」
「sanaだけじゃないとホテルには行けないよ。それとも3人でするの?」
「なっ・・・!もう!大っ嫌い」
「僕は好きだよ?」
由子は、私と先生の昔話を聞きたがった。
勿論ホントのことなんて一切言ってないけど、彼女と私は好みが似てる(苦笑)
何かの時に、話の流れで
由子とデートします?携帯教えましょうか?なんて心にもない話を、昔、雅治としたことがあって
「そういうことを言うの?じゃその後、彼女が望めばそういうことになってもいい、と?」
「由子が望むとしたら・・・」
「望んだら・・・いいのね?」
「・・・いいですよ、って言ったら抱くんですか」
「sanaがいいなら。さあ、どうしようかな」
嫌です
ってそんな嫉妬の感情さえ素直にぶつけられない頃
雅治は由子の携帯を知らない、私が動かなければそんなこと起こるわけがない
なのに、こんな冗談話で視界がゆがみそうな嫉妬を覚えたことがあった
・・・まあ出てくる。昔々な記憶が(苦笑)
正当な方、への嫉妬は無い
たとえ街で夫婦で歩くのを見たとしても、昨日抱いたと言われても、気持ちを乱されることは無い。
私は、ほんの少し庇を借りているだけ。母屋の方に嫉妬を持つことや感情を乱される、そんな被害者意識がどうして持てる?
彼女にとったら、私は加害者で
でも、そうじゃない女性は、別
ままず絶対に無い。
まして3人でどうこうなんて、これも例えバナシ
「・・・男男女ならまだしも。女女男は絶対に嫌です。雅治と別の人、それを見るなんて絶っ対に嫌。発狂する。雅治は私が別の人に抱かれてるのを傍で見られるの?」
「嫌。だから女男女で」
「何よ、じゃ平行線だわ、3人は成立しません!」
あーもう・・・何のハナシ?これ(笑)
ランキングに参加しています。ポチッとして頂くと励みになります