力が入り、止まり、徐々に抜けて、そのままゆっくり崩れおちていく。
SEXのその先は「ご利用は計画的に」な感じで
パートナーとも妊娠を目的にした時のみ
中で放つ
それで・・・何か変わる?
女性が不利なだけの火遊びに過ぎない。
遊び、は責任の取れる範囲内でするから、遊びで。
そう思ってきたから
「そのへん、sanaちゃんはホントにバッサリな、若いのに、もうちょいほらふわっと・・・」
「物わかりがいい、と言ってくれる?何かあったらどうします?中で出すことに危険以上のどんな価値があるというの?」
「・・出したい女、は抱きたい女とはまた違ってくるんだけどな。何かあったら、それはそんな運命だったのかもしれないよ?それに無理やり押さえ込まれたら、女の子は受け入れるしかないでしょ?」
「・・・」
「あなたの子供を、って、こういう関係では武器になることもあるんじゃない?」
「何を言ってるの?武器?意味わからない。・・・無理やり・・・うわ、もう会わない」
「ウソ。しないって」
その時のOさんの言葉を借りれば、
Oさんへのラベリングは結局、「出されたくない男」だったのかな、と
かかっていた重さがふっと軽くなって、雅治は私から少し身体を離した
「あ・・・」
外れたことがわかり、思わず小さな声が出る
身体を向かい合わせると、いつものように雅治の腕が私にくるりとまきついた
過不足ない、雅治の腕の中は
音のない海の底のようで、癒やされる
目を閉じた横顔は、華やかな感情を乗せない
あるがままな顔をして、私を抱いている
「ん・・・」
つっ・・と、外へつたい流れるのがわかった
息をつく
「・・・どうした?」
答えの代わりにその胸に頬を当て、より糸のように足を絡める
身体の中に放たれたその瞬間
って、女性はわかるものなのかな
本当は、すぐにバスルームに駆け込んだほうがいいんだろうけど
いい、今日は
包まれた腕の中で、目を閉じた
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