その後 | 水底の月

水底の月

恋の時は30年になりました 

力が入り、止まり、徐々に抜けて、そのままゆっくり崩れおちていく。

 

 

SEXのその先は「ご利用は計画的に」な感じで

パートナーとも妊娠を目的にした時のみ

 


中で放つ

 

それで・・・何か変わる?

 

女性が不利なだけの火遊びに過ぎない。

遊び、は責任の取れる範囲内でするから、遊びで。

そう思ってきたから

 

 

「そのへん、sanaちゃんはホントにバッサリな、若いのに、もうちょいほらふわっと・・・」

 

「物わかりがいい、と言ってくれる?何かあったらどうします?中で出すことに危険以上のどんな価値があるというの?」

 

「・・出したい女、は抱きたい女とはまた違ってくるんだけどな。何かあったら、それはそんな運命だったのかもしれないよ?それに無理やり押さえ込まれたら、女の子は受け入れるしかないでしょ?」

 

「・・・汗

 

「あなたの子供を、って、こういう関係では武器になることもあるんじゃない?」

 

「何を言ってるの?武器?意味わからない。・・・無理やり・・・うわ、もう会わない」

 

「ウソ。しないってあせる

 

 

その時のOさんの言葉を借りれば、

Oさんへのラベリングは結局、「出されたくない男」だったのかな、とウインク

 

 

 

 

 

かかっていた重さがふっと軽くなって、雅治は私から少し身体を離した

 

 

「あ・・・」

 

外れたことがわかり、思わず小さな声が出る

身体を向かい合わせると、いつものように雅治の腕が私にくるりとまきついた


過不足ない、雅治の腕の中は

音のない海の底のようで、癒やされる


目を閉じた横顔は、華やかな感情を乗せない

あるがままな顔をして、私を抱いている


 

「ん・・・」

 

つっ・・と、外へつたい流れるのがわかった

 

息をつく

 

 

「・・・どうした?」

 

答えの代わりにその胸に頬を当て、より糸のように足を絡める



 

身体の中に放たれたその瞬間

って、女性はわかるものなのかな

 

 

 

本当は、すぐにバスルームに駆け込んだほうがいいんだろうけど

 


いい、今日は

 

包まれた腕の中で、目を閉じた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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