こんにちは!
いろいろ減らして、のんびり暮らしたい、りょうこです。 

「50歳からのミニマリスト宣言!」を再読して、思うことを、いろいろ書いております。 

今回の名言は
 

p86

支払ったお金は二度と返ってきません

です。

「もったいない」
「高かったので捨てられない」
「これを捨てると、お金をどぶに捨てることになる」
と思ってしまう心理に、立ち向かうための名言です。

ところで、いつも思ってたんですが、「お金をどぶに捨てる」ってすごい表現ですよね。
「どぶ」って音のインパクトかなあ…あせる

さて、「サンクコスト」(埋没費用)というものがあります。
サンクコスト、つまり、沈んだお金。


「どぶに捨てた」というと劇的すぎですが、つまりは「水に沈んでしまい、もう引き上げられないお金」です。

 

買った品物を持っていると、その代金分のお金を持っているのと同じ、な気がします。

でも、もう、お金は持ってないんです。
買う時に払っちゃったから。

まあ、考えてみたら当たり前です。
お金と品物を交換したんだから。
買い物とはそういうものですから。

でも私、これを初めて「筆子ジャーナル」で読んだとき、ほんとにびっくりしました!
私も「1万円で買ったものは、1万円の価値がある=今でも1万円持ってるのと同じ」と、なんとなく思ってましたから。

 

 


サンクコストを知って、特に洋服とか靴とかは、すごく楽に捨てられるようになりました。
面倒だから、もともと売るつもりはありませんでしたが、「高かったのにもったいない」とは思っていて、捨てるのを躊躇することは、よくありました。
でも、これがお金に戻ることは、絶対にないんだよな~って明確になると、自分の中にあった「もったいない」が「失敗した」に変わりました。


失敗はさっさと忘れたいので、さっさと捨てることにしたんです。

 

それに「もったいない」では、何の反省も生まないけど、「失敗した」と思うと反省するので、「なぜ失敗したのだろう」と、考えるきっかけになります。

真剣に考えて、メモしておいて、たまにそれを読み返すと、自分の失敗しやすい品物、状況、場所(ほら、ミュージアムショップとかね…)などがわかってきて、失敗がぐっと減るんです。

「サンクコスト」と、サンクコストにこだわって、さらに損を重ねてしまう「サンクコストバイアス」についての記事は、「筆子ジャーナル」に、ほんっとーーーーーうに、たくさんあります。
それだけ、手ごわいバイアスである、ということでしょう。

なるほどー!となった記事がこちら


この記事では「捨てようかと悩んでいるブランド鞄があるとして、それを持ち続けると失う費用」を、具体的に計算しています。
「メンテナンスにかかるお金」だけでなく、手入れをするための時間、捨てるか捨てないか迷う時間、捨て方を考える時間など、「時間」も失われます。その時間を時給に換算してみよう!という話です。

これもわかる…!

 
そのモノの価格と、自分にとっての価値は同じではない。
それなのに、人はそれを混同しがちである、という話です。
「好きじゃないけど、高かったからなぁ」と悩むのは、まさにこのパターンですよね!
思い当たりすぎます!!
 
 

「50歳からのミニマリスト宣言!」の名言から、自分の片付けを振り返るシリーズ、続きはこちらです