心理学のお話:交流分析②(交流編) | ~サレ妻を卒業して「女」を生きる~ 一発逆転人生の軌跡

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夫の突然の離婚宣言・不倫発覚・別居・様々な修羅場を経て・・・現在は新たな関係を模索中。根本裕幸師匠のお弟子一期生。全ての経験は私の勲章(ネタ)です。妻や母だけじゃない「私」の人生を邁進中!!先月より別宅を持ち、自宅と行き来する生活。最高です★

こんばんは。

夫婦問題解決サポートカウンセラー*紅実子(くみこ)です。
 
 

明日は午後から、モニターセッションを受けに行きます。

先月、私の無料モニターカウンセリングを受けていただいたので、

今度は私がモニターとしてカウンセリングを受ける番です照れ

「受ける」側として勉強しつつ、癒されてきます~音譜

 

 

交流分析のお話、第二弾です。

 

 

時間の構造化(時間のすごし方)

 

人はストローク(相手を認める働きかけ)を与えたり、受けたり、避けたりする

ために次の6つのやり方で時間を使っていて、この時間の使い方を

交流分析では『時間の構造化』と呼んでいます。

 

「何もやることもなく、話 し相手もおらず、出掛ける場所もない」…
そんな状況に放り込まれた自分を想像してみてください。
とても退屈な状況です。皆さんは耐えられますか?

 

私たちは刺激を求める生き物です。

そのため、刺激が全く無い状況を避けるために、
生活時間をあれこれ構造化すると考えられています。

つまり「時間の構造化」とは、個人が効率よく刺激を得るために

考え出したある種の術であると捉えることができます。
そのため、どんな構造化の方法を好んで用いるかは、
その人がこれまでにどんな環境で育ってきたかによって変わってきます。

 

 

 

【①引きこもり】

いわゆる「引きこもり」の状態。

他者との交流を欲することなく、自分の部屋や空想の世界に閉じこもる状態。

他者とのストローク交換がなく、自己の内部でストロークが完結している状態

であるともいえます。例えば、一人で音楽を聴くとか、映画を観るとか、

そういった趣味も基本的にはこの状態です。

自分の中だけでストロークを生産するため、一番感情的にリスクをとらない

安全な方法です。

現代人は多かれ少なかれ、①としての時間をどこかに持っていて、

自分の中を整える作業をしています。

 

 

【②儀式】

最低限の集団参加。

挨拶や事務的な会話がなされる状態で、定型化した社会参加の形です。

冠婚葬祭や事務的な労働現場など。

ストローク交換は当たり障りのない状態にとどまっています。

この形式的なやり取りからストロークを得ている人が多く存在します。
お互いが深く知り合うことはありません。

 

 

【③暇つぶし】

雑談などの非定型的なコミュニケーションによってストロークを与えあう方法。

ただし、単に何かについて話をしている状態「時間つぶし・暇つぶし」程度の状態。

そんなに親しくはないけど関わり合いになる人、ご近所の人、職場で顔を合わせる人

乗り合わせたタクシーの運転手との会話、お天気だとかニュースの話をするような

間柄、くらいのストロークです。

会話のガイドラインに沿って比較的無害な話題を展開し、ストロークの交換を行います。
これが出来ないとそれ以上の関係に入ることが難しくなります。
但し、目標がないため、問題解決には向きません。

 

 

【④活動】

社会的に認められている(と思われる)ことを行うので、活動を通じて

ストロークを得ようとする人は多い。

エネルギーが目標達成や課題などに向かった状態です。

創造的で計画的、社会との関わり合いが大きく、成功した時の社会的承認も

大きいです。
結果に直接ストロークを与えられることが多く、

人によっては主要なストローク源となります。
中には「やり遂げるな」というメッセージに突き動かされている人も存在します。

 

 

【⑤ゲーム】

ストロークを得るためにしかける「罠」のこと。

これは自分や他人をNot OKとする交流であり、こじれる人間関係のもととなります。

意図的、あるいは無意識に行われ、次のような形態があります。

 

1.存在不安から逃げるために、時間つぶしで仕掛けるもの

2.ストローク飢餓にある人が、ストロークを求めて仕掛けるもの

3.親の謎解きするために仕掛けるもの

4.「心のコップ」にたまっている感情を吐き出すだめに仕掛けるもの

5.共依存関係にあるものが、関係を維持するために仕掛けるもの

 

上記のすべてが自分と親との関係により生まれてきたものなので、

仕掛ける対象は「代理親」となります。

それが、友人であれ親族であれ、職場の同僚や後輩や上司、恋人や配偶者・・・

ゲームをしかける相手は「代理親」であります。

 

上記の仕掛けを行う要因(インナーチャイルドたち)が解消されない限り、

「代理親」を求めてハラスメント界をさまよい歩き、ゲームをしかける人生(虚構)を

歩き続けます。

 

 

【⑥親密さ】

他者との理想的な交流。

ものすごく親しい夫婦、恋人、友人同士のような交流、

心が通い合っている状態で、濃密な陽性ストロークの交換が可能です。

この状態が継続すれば、人は幸福に生きていくことができます。

しかし、他者との心理的距離が近いので、傷つけあうことも起こりがちで、

コミュニケーションのあり方によっては、⑤のゲームになってしまう場合も・・・

非常にリスクが大きいが、最も報われることも多い構造化の方法です。
オープンで正直な信頼関係の中で感情や考え、経験を分かち合える関係です。

 

「親密さ」とは、お互いのあるがままを認め合うこと。

自立した人は、人を自分の道具にしようとしない、

それがどれほどの無駄なエネルギーを浪費するのかを知っているからです。

 

 

 

《心に飢えがないため奪い合うことがありません。

             残るのは、与え合い、分かち合うことだけです・・・》

自立した人同士のストローク交換は、何をしなくとも満ち足りたもの

=「親密さ」になるのです。

「自分を大切にできる人が、他人をも大切にできる」とはこのこと・・・

自分を許し、労わってあげて、自分を大切していきたいものです。