カルロ・クリヴェッリ(Carlo Crivelli, 1430年頃? - 1495年)
カルロ・クリヴェッリは、ヴェネツィアに生まれ、マルケ地方の内陸アスコリ・ピチェーノやカメリーノの宗教画を描いて活躍する。「ゴシック」とも「ルネッサンス」とも分類できない、不思議な魅力をもった画家である。
ベッリーニやマンテーニャと同時代人だが、彼らのように有名ではなく、特にヴァザーリが「美術家列伝」で取り上げなかっため、美術史上ほとんど無名だった。クリヴェッリは、生まれ故郷のヴェネツィアには戻らず、もっぱらマルケ地方の教会のための巨大な黄金に輝くポリプティク(多翼祭壇画) などを製作した。
 サン・ドミニコ多翼祭壇画等の複数の板絵で構成される祭壇画は、ナポレオンのイタリア侵攻から始まる激しい歴史の波に翻弄されて、祭壇画のそれぞれが取り外され、世界中に散逸してしまった。

            「聖ゲオルギウス」 ニューヨーク、メトロポリタン美術館
   
(左)大天使ミカエル、(右)アレクサンドリアの聖カタリナ (ロンドン、ナショナルギャラリー) 

店主

※妻の独り言
クリヴェッリの絵画は衣装がとても楽しい。よ~く見ると細かいのに驚くのはもちろん!遊び心を感じて、楽しみが何倍にもなりますよ~キャッ☆音譜

※妻のナショナルギャラリーで一休み

有名絵画だけではなく、日本人に馴染みがない、面白絵画も満載のナショナルギャラリー。
その中には、お手頃なカフェから、食事を楽しめるレストランまであります。
絵画だけではなく、ギャラリー内で美味しいアフタヌーンティーまで楽しめるようですよ~。

住所: Sainsbury Wing, The National Gallery, Trafalgar Square
電話:020 7747 2525
営業時間:
月~木・土・日 10:00-17:30 
金 10:00-20:30
Web :www.thenationaldiningrooms.co.uk