即位した聖母子Virgin Enthroned  135×90 cmクエンティン・マサイス (Quentin Massys 1465/66 - 1530)
Staatliche Museen, Berlin ベルリン美術館絵画館

 クエンティン・マサイス (Quentin Massys、1465/66年 - 1530年)は、フランドルの画家。宗教画、風俗画、肖像画などを描き、その作風はイタリア・ルネサンスと北方ルネサンスの融合といえる。マサイスは、当初はウェイデン、ボウツ、グースらの影響を受けた宗教的題材を描いていたが、次第に風俗的絵画へと移っていった。画風も技巧的で優雅なものとなり、アントワープにおける代表的なマニエリスム様式の画家になった。マサイスがイタリア絵画、特にダ・ヴィンチに深く傾倒していたのは明らかであり、それは例えば*スフマートの技法や*カリカチュア、肖像画の構図に見て取れる。またファン・エイクの伝統的手法からも多くを学んでいたようである。メムリンクの写実性、ファン・デル・ウェイデンの宗教表現、ダ・ヴィンチの作風、そして時にはグロテスクでさえある現実表現、それらを融合することに成功した彼マセイスは、イタリア・ルネサンスと北方ルネサンスの合流点にある画家であると評される。

*カリカチュア(英・仏: caricature、伊: caricatura、独: Karikatur)は、人物の性格や特徴を際立たせるために(しばしばグロテスクな)誇張や歪曲を施した人物画のこと。

*スフマート(イタリア語:Sfumato)は、深み、ボリュームや形状の認識を造り出すため、色彩の透明な層を上塗りする絵画の技法。特に、色彩の移り変わりが認識できない程に僅かな色の混合を指す。ダ・ヴィンチ(1452年 - 1519年)ほか16世紀の画家が創始したとされる。

* マニエリスム (伊: Manierismo ; 仏: Maniérisme ; 英: Mannerism) とはルネサンス後期の美術で、イタリアを中心にして見られる傾向を指す言葉である。美術史の区分としては、盛期ルネサンスとバロックの合間にあたる。イタリア語の「マニエラ(maniera:手法・様式)」に由来する言葉である。マナー、マニアックなどにも通ずる語。

店主

※妻の独り言
ちゅ~(^з^)をしてる聖母子画は珍しいと思いますドキドキ心が温まるなぁ~ニコニコ
が、マイサスには、もっと有名な絵画があります。
それは…【醜女の肖像】

ジョーダンではありません(≧▽≦)

この絵は、通常ダ・ヴィンチ作とされている2つの風刺画の頭部の素描と酷似している。それらの風刺画は当初、ダ・ヴィンチ自身の先行する失われた作品を元に描かれたものと考えられていたが、マサイスはダ・ヴィンチと素描を交換していたことが知られており、現在ではマサイスの絵を元にしたと考えられている。
と、あるのです叫び

マイサスの振り幅の大きさ、人間らしさ、また面白さにカンドーをした私ですキャッ☆

※妻のベルリンで一休み


【Konditorei Rabien】(コンディトライ・ラビーン)

バウムクーヘンと言えば…『ユーハイム』。
昭和の日本に育った私としては~ケーニヒスクローネじゃないのは当然!!
今でも大好きですラブラブ!

が、今回はベルリンですから~

ベルリンのバウムクーヘンをご紹介したいと思います。

【コンディトライ・ラビーン】 は1878年に初代エルンスト・ラビーンさんがポツダムで開業。
今はベルリンに移り、伝統の味を4代目のラビーンさんが護り継いでいる老舗王冠1
もちろん、バウムクーヘンのレシピは創業当時のままキラキラ

 バウムクーヘンは、ドイツでは特別な日に食べるお菓子だそうで、いつでも手に入るお菓子ではない、とのこと。
しかし、ここではバウムクーヘンがいつでも購入可能だそうですチョキ
また、バウムクーヘン以外のトルテも沢山ありイチゴケーキ
ドイツらしく~ずっしりで、とても美味そう好

【Konditorei Rabien】
住所:Klingsorstr.13  12167 Berlin
電話:030- 7916595