「パリ市庁舎前のキス」"La baiser de l'Hotel de Ville, Paris"1950

 さて、今回は1994年の没後もフランスを代表する写真家の一人として愛されているロベール・ドアノーである。
この「パリ市庁舎前のキス」は、一組みの若い男女が往来の激しい雑踏のカフェの前でキスをする姿をドラマチックに撮影した、あまりにも有名な写真だ。ドアノーの名前を一躍世界的なものにしたこの写真は、アメリカのグラフ誌「ライフ」の依頼で1950年に撮影されたもの。フランスのファッション誌「ヴォーグ・フランス」の契約写真家としても活動し、華やかな誌面をドアノーの写真が飾った時代の代表作だ。

ロベール・ドアノー Robert Doisneau (1912-1994)
1912年パリ郊外のジャンティイに生まれる。エコール・エスティエンヌで石版を学び、写真家アンドレ・ヴィニョーの助手となる。1932年、初のルポルタージュ「蚤の市」が『エクセルシオール』紙に掲載される。その後、ルノー社のカメラマンなどを経て、1939年フリーとして活動を開始。1949年から51年まで『ヴォーグ』誌の契約カメラマンとして、ファッション写真や社交界を撮影。特にパリの庶民たちの日常をとらえた写真で高い評価を得、1951年にはニューヨーク近代美術館で開催された「5人のフランス人写真家」展に、アンリ・カルティエ=ブレッソン、ブラッサイ、ウィリー・ロニ、イジスとともに出品作家に選ばれる。1974年、アルル国際写真フェスティバルの特別招待作家となる。1982年、オックスフォード近代美術館(英国)で大回顧展「ロベール・ドアノーに捧げる」開催。2000年、「パリ市庁舎前のキス」撮影50周年を記念して、パリ市庁舎前広場に大型プリントが展示される。2012年、生誕100周年を記念して世界各地で多数展覧会が開催される。ニエプス賞(1956年)、仏国内写真大賞(1983年)など受賞多数。1994年逝去(享年82)。

店主

※妻のパリで一休み
パリは訪れたことがなく、知ったかぶりになりますにひひ
が、訪れてみたいカフェを見つけたのでご紹介致します。

コーヒーCafe' HUGOコーヒー

パリでも最も美しいといわれるヴォージュ広場、ヴィクトル・ユゴーのアパルトマンがあります。
そのすぐ側にあるCafé Hugoはフランスの偉大なその作家の名にちなんでいます。
このカフェは【回廊】が素晴らしいキラキラ
目前に美しい広場があり、街や人の風景、そして暮れる夕陽…
よいカフェの条件を満たしているに違いないニコニコひらめき電球
また、ここは、朝食&ランチはもちろんビックリマーク夜はディナーも楽しめ、バーにもなるラブラブ!
いつ訪れても…
『が~ん、閉まってる…』
が、ないのは重宝しそうです。





Cafe HUGO
住所:22 Place des Vosges - 75004 Paris
営業時間 7:00~2:00
定休日 なし
TEL  01 42 72 64 04