「小椅子の聖母 Madonna della Seggiola」 1514 油彩・板 ピッティ美術館
 
ラファエロ・サンティ(サンツィオ)(Raffaello Sanzio/1483-1520)は、盛期ルネサンス期を代表する画家。
聖母マリアと幼子キリストを描いた聖母子作品を数多く残したことから「聖母子の画家」とも呼ばれる。
その代表作「小椅子の聖母」。ラファエロによる聖母子の絵画作品の中でも人気が高い円形画(トンド)。聖母マリアと幼子キリスト、少年の姿をした聖ヨハネが描かれている。
 メディチ家の旧蔵で、数多くの模写が確認されている。美しく豪華な額縁の中、こちらを見つめ微笑みを浮かべる聖母子像を描いた。

 伝説によれば、ローマの路地を歩いていたラファエロが、仲睦まじい母親と二人の子供を見かけ、思わず側にあったワイン樽の蓋に即興で絵を描きあげ、後に聖母子画「小椅子の聖母」となったという説や、画家の愛人と両者の間に生まれた子供とする説が一般的である。

ピッティ宮殿 (Palazzo Pitti)
 メディチ家のライバルだったピッティ家が、ブルネレスキの創案を基に1457年に着工。発注主ルカ・ピッティの死後、メディチ家のコジモ1世が病身の妻エレオノーラのために1549年に買い取り改築。宮殿内はパラティーナ美術館、銀器博物館、近代美術館など5つの博物館で構成され、メディチ家を中心とした歴代の主が収集した1000点以上の絵画を中心としたコレクションが1833年より公開されている。

主な収蔵作品
■ラファエロ
「小椅子の聖母」(1515-1516年頃)
「大公の聖母」(1506年頃)
「ヴェールを被った婦人の肖像(ラ・ヴェラータ)」(1514年)他多数・・・
■フィリッポ・リッピ「聖母子と聖アンナの生涯の物語」(1450年頃)
■ボッティチェリ「婦人の肖像(美しきシモネッタ)」(1475年頃)
■ティツィアーノ「悔悛するマグダラのマリア」(1530~1535年頃)
■ルーベンス、■ヴァン・ダイク「枢機卿ベンティヴォリオの肖像」、■ムリーリョ「聖母子」他

店主

※妻のフィレンツェで一休み


1943年から続くフィレンツェの老舗お菓子屋さん【クッチョロ】。
ボンボローニ(フィレンツェの揚げドーナツ)が有名。ガラスのウィンドウの中では、そのボンボローニに高い位置から砂糖が落下ダウンダウンボンボローニに砂糖のお化粧をしますラブラブ!
残念ながら、私は遭遇したことないのですが~しょぼん
柔らかい食感と、懐かしい素朴な味は誰もが大好きなはずドキドキ

↑クリームやジャムはもちろん美味しいのですが、センツァニエンテ(senza niente)は中に何にも入ってないボンボローニ。
私はこれが一番好きで、一度に二つイケます。
『誰か止めてぇ~』。

美しい絵画を観た後は
美しい街を散歩して
肌寒くなったら…
Cucciolo(日本語で子犬の意)で
温かいカップッチーノとボンボローニ。
美味しくて、楽しくて、子犬のようにはしゃぎたくなりますよ~わんわん音譜

【Cucciolo】
住所 Via Del corso 25 rosso, 50122 Firenze
TEL +39 055 287727
営業時間 7:00~23:00
※pizzaやpaniniなど軽食もありますよ~。

elli.