1月30日、飛行船シアターであった「Juice=Juice 江端妃咲バースデーイベント2024」第2部に行ってきました。

江端妃咲ちゃん17歳の誕生日、その当日に開催されたバースデーイベントは、年齢そのままに「17才」から始まりました。そこから「有頂天LOVE」へと続く流れは、まさにキラキラの美少女アイドル。ソロアイドル全盛時代なら、ソロデビューもあり得たと思いました。
MCの最初に「第1部よりも女性の方が増えましたね」とえばちゃん。
「去年は黒白で可愛いもカッコいいもいける感じだったので、今年はレトロな感じにしてみようかと思ったんですけど、みつからなくて、こういう可愛い感じになりました」と衣装について紹介し、「なので、可愛い曲をいっぱい歌っちゃおうかなと思いました」と言うと、会場から歓声が上がりました。「有頂天LOVE」はそれで選曲したとのこと。
「16歳はどんな年だったかなぁ…」と言ったのに答えて、ファンからの「大人っぽくなった」の声があがると「うれしい」と答える一方で、「20歳、30歳になっても5歳ぐらいの心を持ち続けて、いつまでも子ども心を失わない元気な大人になりたい」と言い、えばちゃんらしさを感じました。
また、「第1部の後、弟が『メッセージアプリのスタンプの買い方を教えて』と言ってきたので、買ってあげた」「お父さんが弟2人のハッピーバースデー動画を送ってくれたので、宝物にして、がんばりたいと思いました」と家族の仲の良さを感じさせるエピソードも披露しました。

次のブロックでは、「リズム天国」の挿入歌「ドキッ!こういうのが恋なの?」で「か~もねッ!ハイッ!」のコールをファンと一緒に盛り上げ(エンディングで「あのゲームだと、みなさん、猿なんですよ」とコメント)、「Do it! Now」「赤い日記帳」といった選曲で「ハロプロ本流」の立ち位置を感じさせました。続く「恋したい新党」も、ハロプロ研修生出身であることを改めて思い起こさせます。キュートなルックスに加えて、ちょっとハスキーな甘い声が可愛く、歌っている時も話している時も、とても聞きやすいと感じました。このまま、ハロプロを代表するアイドルに昇りつめていきそうな感じです。

「江端妃咲の質問コーナー」では、事前に募集していた質問が書かれた紙をボックスから引いて答えていくのですが、そのテンポの良さや言葉のチョイスの上手さが面白く、頭の回転の速さを感じました。MCやトークでのこれからの活躍も楽しみになりました。
「特に表現で注意している点はどこですか?」との質問(この方のペンネームへの反応も面白かった)に対して「歌詞を読み込んで、その曲の主人公がどんな子なのか想像して歌う」と答えたのに加えて、朝にお母さんから来た誕生日のメッセージに「自分がどこまでできるか限界を決めずに、突き進んだらいい」と書かれていて泣きそうになったと紹介してくれました(その時も少し泣きそうに…)。えばちゃんの活動を応援しているお母さんの様子が伝わってきました。
また、「今回のイベントでの曲選びで、最終的に歌うのをやめた曲を教えてください」という質問に対して…
妃「言ったら、悲しんじゃうかもしれない」
客「大丈夫!」
妃「大丈夫?じゃあ大丈夫っていう前提で言うと、まず『もしも…』」
客「えーっ!!!」
妃「ほら、そうなるから…、あとは、『SHALL WE LOVE?』」
客「えーっ!!」
妃「『えーっ』って言ってんじゃん。あとは、『あなたなしでは生きてゆけない』」
客「えーっ!」
妃「もう言うのやめよう。あと何曲かやめて、回替わりにしようかと思ったんですけど、自分の歌唱力じゃまだ無理かなと思っちゃって…。お母さんに『限界を決めるな』と言われそう」
とやりとり、質問も答えもナイスでした。
「愛され力を身につけるには?」という質問に「植村さんがMCで来てたら『おまえ、愛され力ないだろう』と言われるな。…まあ、生まれ持った力ですね」と答えた後、続いて「エレガントになるためには?」という質問を引き、「これも植村さんがMCだったら『どこがエレガントやねん』と言われるな。これも生まれ持ったものだから」と重ねたのも、コントのような楽しさでした。
他の質問は、成人式で着たい振袖の話、おしり拭きの話、弟ちゃんたちとのエピソード、松永里愛ちゃんのダルがらみ(いきなり噛んでくるとのこと)、「いけず」エピソード、睫毛メイクの話、今はまっていることなど。

「宇宙でLa Ta Ta」は昨年も歌いたいと思ったけど断念した曲で、今年は挑戦してみようという気持ち選んだとのこと。「やっぱり難しかった」と言っていましたが、カッコ良く歌えていたと思います。お母さんから「声に合いそう」と言われたそうで、納得でした。
「バンビーナ・バンビーノ」も直前まで迷っていたそうで、遠藤あかりちゃんに聞いたら歌って欲しいと言われたとのこと。「宮本さんの曲は宮本さんの声の印象が強いので、本家へのリスペクトも込めて、でも自分らしさは忘れずに歌いました」と言っていましたが、こちらもよく似合っていました。
17歳なので可愛い曲が似合うのはもちろんですが、歌を聞いていて実はカッコいい曲が似合うのではないかと感じました。そういうところは、やっぱりJuiceのメンバーです。

ラストのブロックは「Go Girl 〜恋のヴィクトリー〜」で盛り上げ、「Crying」でライブを締めくくりました。歌い終わって「Crying、エモエモ!テンション上がりますよね」と言っていましたが、絶対に歌いたいと思っていた曲で、最初に歌うか最後に歌うか考えていたとのことです。最後に持って来たのは大正解でした。
エンディングで「明日からが正真正銘17歳だと思っているので、17歳らしいところをたくさん後輩に見せつけたいと思います。言いながら、15歳ぐらいなんですけど」と言い、会場からの拍手と「可愛い」の声に包まれて「私、アイドルなんだなと思いました」と挨拶。

えばちゃんがとにかく可愛いBDイベでした。質問以外の企画コーナーは入れず、一人で進行しながら11曲を歌ったバースデーライブでしたが、歌もMCもその魅力を最大限に感じることができました。

セットリスト
01.17才(つばきファクトリー)
02.有頂天LOVE(スマイレージ)
MC
03.ドキッ!こういうのが恋なの?(えり〜な(キャナァーリ倶楽部))
04.Do it! Now(モーニング娘。)
05.赤い日記帳(あか組4)
06.「恋したい新党」(ハロプロ研修生)
質問コーナー
07.Rainy〜雨に打たれて〜(キャナァーリ倶楽部)
08.宇宙でLa Ta Ta(太陽とシスコムーン)
09.バンビーナ・バンビーノ(宮本佳林)
MC
10.Go Girl 〜恋のヴィクトリー〜(モーニング娘。)
11.Crying(ハロプロ研修生)
エンディング