10月24日、RaiBoC Hall 大ホールであった『アンジュルム 上國料萌衣バースデーイベント2023』第2部に行ってきました。

「かみこコール」に迎えられてイベントが始まり、「最高ミュージック」のイントロでペンライト持って登場した上國料萌衣ちゃん。ペンライトで盛り上げながら歌う演出だったようですが、「どうやって点けるの、これ?」と操作方法がわからなかったようで、点灯していないペンライトを振って歌い始めました。ペンライトに関係なく、会場には大きなコールが響いて、1曲目からすでに盛り上がります。
「びっくりするぐらい席が埋まってて、うれしいです」と言うとおり、会場は1400人キャパのホールですが、平日夜のFCバースデーイベントなのに、ほぼ満員になっていました。当日券で入った人も結構いたようで、さすが「当代の正統派ハロプロエース」を感じさせます。
この日のかみこちゃんの衣装は、黒をベースにキラキラした飾りやアクセサリーで華やかに彩られた衣装。「ブーツにも『moe』って入ってて、細かい所まで用意していただいて、うれしいなと思います。バースデーイベントで、こんなにもキラキラした衣装を着れるのが夢のようで、24歳の初日からテンションが上がってて、この1年がすごく楽しめそうな気がします」とうれしそうに紹介していました。

かみこちゃんは、この日が24歳の誕生日当日。
「24歳の目標は…、私、生写真に何って書いてました?」と客席に聞き、返ってこない返事に「…覚えてないか…」と残念そうに言うと、「楽しくハッピーに過ごせたらと思います。ライブをしていて私たちが楽しくないと、みなさんも楽しめないじゃないですか」と、アンジュルムらしい目標を掲げました。
「24歳なので、ニシニシ…と頑張りたいと思います」と意味不明の決意を述べ、ちゃんと喋っているのにビシッとカッコ良くきまる感じがしないのは、リーダーになっても変わらないかみこちゃんらしくて、そこも可愛いと思いました。
「23歳はアンジュルムのことをすごく考えた1年で、昨日、ブログのコメントを呼んでいると、『アンジュルムのこともですが、自分のことも大事にしてください』というコメントが書かれていて、ファンのみなさんは優しいなと思いました」と感謝の気持ちを伝えました。
また、一番最初にバースデーのメッセージをくれたのは、松本わかなちゃんだったとのことで、「私もメンバーにメッセージを送る時は0時00分を狙って送るんですけど、でも、わかにゃが勝つんですよ。すごく早い電波使ってるのかな…」と言っていました。

次のブロックは、3曲連続で「大好きな先輩」と言う松浦亜弥ちゃんの楽曲を披露。ソロで歌う時にあやや曲を選ぶハロプロメンバーは多いですが、ピッチも正確で安心して聞かせてくれるのはさすがです。しかも、「盛り上がりがすごくて、楽しいですね。みなさんの声援で、ライブをしている感じがしました」と言っていたとおり、観客の盛り上がりも単独コン並みでした。
「もっと行けますか!?」の煽りに返って来る声も大きく、その勢いのまま「Independent Girl~独立女子であるため」から始まる次のブロックに流れ込みます。
ここはハロヲタが大好物のマイナーキーでアップテンポの盛り上がるナンバーが並びました。今年は声出しがOKになったので、どんな曲を歌って欲しいかをインスタで募集し、集まった回答を参考に選曲したとのことでした。
「Independent Girl」を一人で歌ってみて「歌う体力がまだまだだなと、改めて思いました」と言っていましたが、十分カッコ良く歌えていたと思います。今回のイベントのために、何度かボイトレをやって課題がみつかったとも言っていました。

「段原瑠々さんが『RuRu Ballad』というバラード曲を集めたライブをやっていて、かみこもやって欲しいというリクエストがあったので、ここからは『かみこBallad』にしてみたいと思います」と紹介し、「みなさん寝ないように、じっくり歌詞を聞いて、音楽を楽しんで欲しいと思います」と言うと、バラード曲のカバーで「会いたい」(沢田知可子)と「たしかなこと」(小田和正)を、続いて「涙の星」と「Be Alive」を歌いました。透明感があって心地よい歌声が、しっとりしたバラードにピッタリでした。
歌い終えてひときわ大きな拍手に包まれながら、客席で涙している人を見つけたようで「私も泣いちゃう…」と声をかけるかみこちゃん。「どれも歌詞が良いので、改めて歌詞カードを見てください」と言っていました。

「好きな曲を詰め込んだ」というセットリストは、前半のBuono!や℃-uteに加えて、後半のモーニング娘。からの選曲も、かみこちゃんが憧れて目標にしていたプラチナ期あたりの楽曲が中心だったので、私の好みにもピッタリでした。「青春コレクション」からの最後のブロックはいずれも楽しく元気な楽曲が並び、明るくイベントを締めくくりました。
「今回はコーナーもなく、私が歌いたい好きな曲をいっぱい詰め込んで、みなさんと一緒に盛り上がってうれしかったです。24歳の良いスタートになったんじゃないかと思いました。こうやって一つのライブをみなさんと出来たことが、私にとっての自信にもなりましたし、とても楽しい時間でした」と挨拶してステージを後にしました。
終演のアナウンスが流れた後、「かみこ最高!」コールが続くと、ひょっこりステージ袖から出て来て、コールに答えてくれたのも、最高のファンサービスでした。

かみこの歌をたくさん聞くことが出来たBDライブ。企画コーナーも楽しいのですが、歌唱力のあるメンバーがしっかり歌を聞かせてくれるイベントが好きなので、すっかり満足して帰路につきました。

終了後に配られたお礼のハガキ。かみこちゃんがフィルムカメラで撮影した写真で、何種類かあったようですが、これは故郷の阿蘇山のようです。

セットリスト
01.最高ミュージック(℃-ute)
MC(オープニングトーク)
02.ずっと 好きでいいですか(松浦亜弥)
03.絶対解ける問題X=♡(松浦亜弥)
04.奇跡の香りダンス。(松浦亜弥)
MC
05.Independent Girl~独立女子であるために(Buono!)
06.Give me 愛(モーニング娘。)
07.Kiss me 愛してる(℃-ute)
MC
08.会いたい(沢田知可子)
09.たしかなこと(小田和正)
10.涙の星(後藤真希)
11.Be Alive(モーニング娘。)
MC
12.青春コレクション(モーニング娘。)
13.元気ピカッピカッ!(モーニング娘。)
14.ここにいるぜぇ!(モーニング娘。)
エンディングトーク