9月16日、和光市民文化センター サンアゼリアであった「アンジュルム コンサートツアー 2023秋 11人のアンジュルム」夜公演に行ってきました。秋ツアー初日の2公演目です。


今回のツアーは、タイトルどおり「11人でのアンジュルム」と「11人それぞれのアンジュルム」をどちらも見せるコンサートでした。
以下、ネタバレ注意です。ツアーはまだ始まったばかりですので、参加予定の方は、その後にお読みいただくことをお勧めします。

夏のツアーが春ツアーのアンコール公演だったこともあり、今回のツアーから新メンバーの下井谷幸穂ちゃん、後藤花ちゃんの2人もフル出演し、上國料萌衣ちゃんがリーダーのもとで本格的に新体制をスタートさせるツアーとなっています。

最大の特徴はソロメドレーがあることです。これは結構、久しぶりで、佐々木利佳子ちゃんが「十人十色」(2018春)のツアー以来だと言っていました。曲ごとに色を変えてメンバーカラーで応援できると楽しいので、ペンライトは必須です。この日の会場も、それぞれのメンバーカラーで一色に染まっていました。
利佳子ちゃんは「これまで『佐々木はカッコイイ曲でいかせよう』という考えかな?と思っていたら、今回、『カクゴして!』がきて、加入順だと一番最後になるので、カワイイで締めないといけなかったのですが、どうでしたか?」と聞いていました。大きな拍手は「大丈夫、可愛い!」というリアクションだったと思います。
この発言で、ソロメドレーはスタッフが選曲したことがわかりましたが、メンバーそれぞれにマッチして良いチョイスだったと思います。個人的には「帰りたくないな」のかみこちゃんの透明感ある歌声に改めて魅了され、「汗かいてカルナバル」を歌った後藤花ちゃんの将来が楽しみになりました。また、先日の立川以来、気になっている伊勢鈴蘭ちゃんの「忘れてあげる」も叙情的で良かったです。
また、コンサート全体を通して、橋迫鈴ちゃん以降に加入したメンバーが前に出て、パフォーマンスをぐいぐい引っ張っているのが印象的でした。特に今回注目したのは、松本わかなちゃん。たけちゃんのパートを引き継いだところもあり、「歌の上手い赤ちゃん」を越えて、本格的に歌唱メンの一角に入ってきた感じがしました。

セットリストは、ここしばらくやっていなかった曲も含めて、アンジュルムの曲をいろいろ聞けるものになっています。序盤から「乙女の逆襲」(間奏のバレエは伊勢鈴蘭ちゃん)、「泳げないMermaid」が来て「おおっ!」となったり、「Uraha-Lover」や「君だけじゃないさ friends」は「やっぱり良い曲だな」と思ったり。一方で、今回は「大器晩成」も「46億年LOVE」も「次々続々」も入っていません。そうした「鉄板曲」以外にも良い曲がたくさんあると再認識させてくれます。
衣装は3パターンで、本編前半がチェックやドットなどの柄をあしらったモノトーン、本編後半がメンバーカラーの秋らしい装いで、そしてアンコールにもう一種類。中盤の衣装チェンジの時のインタビューVTRも、楽しいものから感動するものまで、メンバーそれぞれのカラーが出て楽しかったです。なお、この回は川名、松本、後藤、上國料の4人分が上映されていたので、会場ごとに別の内容が楽しめそうです。
また、これまで「Hello! Project  CITY CIRCUIT」という位置づけだったのが、単独コンサートに戻ったということでしょう。アンコールも復活しました。この回のコールについては、会場の様子を見ていると、最初にちょっと揺れがあった感じがしましたが、「アンジュルム」コールで統一。後藤花ちゃんが埼玉出身ですが、確かに「はなな」コールは、もうちょっと経ってからかなと言う感じです。

一人ずつ感想を述べるところで、新メンバーの2人、後藤花ちゃんが「地元で初日を迎えられたこと」、下井谷幸穂ちゃんが「先輩と同じ衣装を着られたこと」をそれぞれ、うれしいこととして挙げました。
川村文乃ちゃんは、ペンライトについて「私の色にする時は大変かも知れません」と話を切り出しました。MCはリーダーとしてかみこちゃんがやっているものの、ソロメドレーも最後の挨拶も加入順になっているのに、公式ペンライトは「上國料→川村→佐々木」の順に点灯するようです。ステージを見ていると、今のアンジュルムは、ここを加入順にしていることに意味があるように思います。3人で話し合ってリーダーを決めたという話が流れていましたが、リーダーのかみこちゃんの他に、存在感抜群の利佳子ちゃんが中心にいて、さらに、かむちゃんがサブリーダーとしてしっかり支えている感じがあり、この3人が一緒にグループを引っ張っている形が見えます。これもアンジュルムらしいなと思いました。
川名凜ちゃんが「アンジュルムって名前いいですね」と言うと、それを受けてかみこちゃんが「私も何回も最高だと思ってる」と答え、「このツアーに向けたリハーサル中、悔しさや嬉しさや色んな理由で泣いているメンバーがいた」と振り返りながら、「涙って印象に残るから、アンジュルムという名前で良かった」と改めて述べました。メンバーの強いアンジュルム愛が感じられるのも、今のグループを支え、ファンを惹きつける力になっていると思います。

セットリスト
オープニング
01.アイノケダモノ
02.乙女の逆襲
03.泳げないMermaid
04.マナーモード
MC(上國料、意気込み:橋迫)
05.Survive~生きてく為に夢を見んだ
06.ミラー・ミラー
07.Uraha-Lover
08.もう一歩
09.君だけじゃないさ friends
VTR 「11人のインタビュー」/川名、松本、後藤、上國料
*ソロメドレー
 10.汗かいてカルナバル/後藤花
 11.魔女っ子メグちゃん/下井谷幸穂
 12.糸島 Distance/平山遊季
 13.タデ食う虫もLike /松本わかな
 14.恋はアッチャアッチャ/為永幸音
 15.愛さえあればなんにもいらない/川名凜
 16.キリクタダシクウツクシク/橋迫鈴
 17.忘れてあげる/伊勢鈴蘭
 18.上手く言えない/川村文乃
 19.帰りたくないな/上國料萌衣
 20.カクゴして!/佐々木莉佳子
21.明晩、ギャラクシー劇場で

MC(曲振り:橋迫)
22.愛されルートAorB?
23.ハデにやっちゃいな!
24.限りあるMoment
25.Piece of Peace~しあわせのパズル~

ENC
01.ぶっ壊したい
MC(一人ずつ感想)
02.愛すべきべき Human Life

 

「ぶっ壊したい」