8月13日、千葉市蘇我スポーツ公園であった「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2023」に行ってきました。レポの2本目は「フェスで見るハロプロ」、モーニング娘。’23についてです。

SEに乗って登場し、大きな歓声に迎えられたメンバー。一人ずつ形に変化を持たせたお揃いの水色のドレス衣装が可愛く、ロッキンのステージでアイドルの魅力を全身で表現しているように感じました。身長が高く、スタイルの良い牧野真莉愛ちゃんがセンターに立ち、一列に並んだ姿が大舞台に映えます。
フォーメーションが変わって、1曲目はEDM路線の最初となり、カッコいいモーニング娘。をアピールした「One・Two・Three」から始まりました。2曲目は「HEAVY GATE」、8月30日リリースのアルバムに収録される、最近MVが公開された新曲で、疾走感のあるナンバーがロックフェスに似合います。

今回がモーニング娘。としてラストフェスになるリーダーの譜久村聖ちゃんが「GRASS STAGEにお集まりのみなさん、こんにちは!」と呼びかけ、全員で「モーニング娘’23です!」と挨拶。首を痛めた羽賀朱音ちゃんは椅子に座ってのパフォーマンスでしたが、「気持ちは全力でがんばります」と挨拶したとおり、その表情は凛としていて、ビジョンで抜かれる度に思わず視線を奪われました。
続いて披露したのは「女と男のララバイゲーム」。オリジナルで高橋愛ちゃんがやった長いブレイクを担当したのは小田さくらちゃん。エリアを埋め尽くした聴衆の前で存在感をアピールし、大歓声を引き出す「無敵」感はさすがでした。セクシーでカッコいいパフォーマンスを見せた小田ちゃんは、ロッキン公式が撮影したステージ写真も終演後、話題になりました。
「愛の軍団」「SEXY BOY~そよ風に寄り添って~」と1曲ごとに大きな拍手と歓声が起こりました。左右のビジョンの前まで来て、ステージの端から端まで使ってパフォーマンスするメンバーに手を振り、フリコピし、コールや歓声を送るのが楽しい。今回はメドレーではなく1曲ずつ完結させるスタイルで、ここに来て25周年と今回のアルバムを引っ提げたセトリになっていると認識しました。
続いて「浪漫~MY DEAR BOY~」がきて、会場はさらに盛り上がりました。曲の終わりにビジョンに抜かれてアップになった北川莉央ちゃんのキメ顔が綺麗で可愛かった。
MCでは「GRASS STAGE、まだまだ元気残ってますか?!」「もっと声出せますか?!」「私たちと一緒に、盛り上がってくれますか?!」とメンバーの煽りに歓声が応えます。
野中美希ちゃんが「さあ、ここからは後半戦、Music Come on!」と曲振りし、「ハッピーサマーウェディング」「LOVEマシーン」「恋愛レボリューション21」と国民的なレベルで認知されている楽曲を立て続けに披露する展開に。
楽しそうに歌って、踊っている姿は、まさに「みんなが知っているモーニング娘。」でした。「ハピサマ」の台詞は譜久村聖ちゃん、「一生懸命、恋しました」は牧野真莉愛ちゃん、「ラブマ」では、「こんなに不景気だって…みだら」のパートを北川・石田・小田・譜久村で、最後の「ラブマシーン」は横山玲奈ちゃん…と、みんなが知っている歌割を現メンバーが継承しています(すべて、今回のアルバムで聞けそうです)。
そして、「わがまま 気のまま 愛のジョーク」ではGRASS STAGEが一体になり、全力で「愛されたい!」を叫びました。
最後のMCでは、石田亜佑美ちゃんが「次の曲は、この雲を吹き飛ばす勢いで、みんなで歌えたらうれしいです」と曲振りし、「青空がいつまでも続くような未来であれ!」で観客も一緒に歌っての大団円。この多幸感が素晴らしいと思いました。

結成25周年、現メンバーの再録によるSelection Albumがリリースされるタイミングでのロッキンにふさわしいセトリ。今ここだからこそ、ハロヲタにも他のアーチスト目当ての人にも「モーニング娘。」を感じさせ、納得させた「ベスト盤」的なセトリだったと思います。
なお、新メンバー17期の井上春華ちゃん、弓桁朱琴ちゃんはステージに上がらず、今回は帯同して見学だったようです。

セットリスト
SE
01.One・Two・Three(23Ver.)
02.HEAVY GATE
MC
03.女と男のララバイゲーム
04.愛の軍団
05.SEXY BOY~そよ風に寄り添って~
06.浪漫~MY DEAR BOY~(23Ver.)
MC
07.ハッピーサマーウェディング(updated 23 Ver.)
08.LOVEマシーン(updated 23 Ver.)
09.恋愛レボリューション21(updated 23 Ver.)
10.わがまま 気のまま 愛のジョーク(23Ver.)
MC
11.青空がいつまでも続くような未来であれ!