1月2日、中野サンプラザであった「Hello! Project 2023 Winter 〜TWO OF US〜」チームC(Juice=Juice、BEYOOOOONDS)公演に行ってきました。


2023年のお正月のHello! Projectのコンサートは、2グループずつを組み合わせた3つのチームで開催されており、このチームCが最初の公演でした。
出演は2グループでしたが、しっかりハロコンを感じるコンサートでした。どちらもグループのカラーがはっきりしているので、その分、相性も良かったと思います。コラボ曲は「なるほど、こう来たか!」という感じで、なかなか楽しめました。
以下、ネタバレしていますので、これから見に行く予定の方は、公演後に読んでいただくことをお勧めします(特にチームCは)。


 
コンサートの構成は、全員によるどちらかの持ち歌(この公演では「元年(五年)バンジージャンプ」)から始まり、続いて各グループのブロック。ユニット曲やダンスパフォーマンスを挟んで、再び各グループのブロックで、うち1曲が相手グループの曲をカバー、最後はオープニングとは別のグループの曲(この公演では「ポップミュージック」)を全員でやって終演という流れでした。

この公演の見せ場は、何と言っても小林萌花ちゃんのピアノ、有澤一華ちゃんのバイオリンを生演奏でフィーチャーしたシャッフル・ユニットの「夢幻クライマックス」だと思います。この組合わせでしかできない企画でした。歌っているメンバーもJuiceは植村あかりちゃんと江端妃咲ちゃん、ビヨは島倉りかちゃんと山﨑夢羽ちゃんがいて、推しのメンバーが多く、うれしい組み合わせでした。しかも、℃-ute曲ですから!
舞美ちゃんの「…さみしい」は石山咲良ちゃんでした。
シャッフル・ユニットのもう1曲、「CHOICE & CHANCE」の井上玲音ちゃん、清野桃々姫ちゃんのボイパ・バトルも、この組み合わせならではの見どころ。
ダンスパフォーマンスも、ハロコンではお馴染みのプログラムになりましたが、選抜5人がカッコ良く踊っていました(門外漢なので語彙が無い…笑)。メンバー全員がシャッフル・ユニットかダンスパフォーマンスのどれかに出るよう振り分けられています。

お互いのカバーでは、ビヨの「好きって言ってよ」はスキルの高さを見せてカッコ良く、Juiceの「眼鏡の男の子」は、とにかく楽しく見せてくれました。
えばちゃんが登場して「眼鏡~」の口上を始まると「おおっ!」と声があがり、あーりーがデフォルメしたお嬢様をやりきって、思わず会場から笑いが起きる。そんな、お正月のコンサートらしい楽しさを感じました。眼鏡の男の子はれいれい、恋する女の子(夢羽ちゃんの役)は入江里咲ちゃんで、それぞれにはまり役でした。

最後のMCで感想を聞かれた松永里愛ちゃんが「新年早々こんなスペシャルなライブがお届けできるなんて、リハーサルの時からメンバーも『これはやばいよね』と言ってたんですが、無事にお届けできて『幸』でした」と言い、高瀬くるみちゃんが「グループカラーが真反対の2組が一緒にコンサートをやることで、新たな魅力を見せることができたと思います。史上最高のコンサートになるんじゃないかなと思います」と自信を見せて言っていたとおり、回を重ねて仕上がってくると、さらに素晴らしいエンタテイメントになりそうです。

また、各グループ最初のブロック後のMCでは、短めのトークがありました。
ビヨは初夢について。進行の平井美葉ちゃんがメンバーに初夢を見たかどうか尋ねると、りかちゃんが、さっき楽屋で寝ていた時に「小林萌花ちゃんが無くしたネックレスをうーたんが見つける」というリアルな夢を見たと紹介。くるみんが「落ちる夢を見た」と言うと「バンジージャンプをやってたんじゃない?」と言われ、メンバーみんなで挑戦しようという話になって、くるみんが強く拒否。拒否すればするほど、会場から拍手が起きる展開に。
Juiceはサブリーダー段原瑠々ちゃんの進行で、今年やりたいことをメンバーに質問しました。りさちが「地元千葉での単独コンサート」と言うと、えばもちゃん(京都)も「がんばりたいです」と答え、各地でコンサートをやりたいねという話に。一華ちゃんが「健康的に睡眠をとって、早寝早起きする」と答えた後、瑠々ちゃんが「一華は準備があるから…」と言って舞台袖に送り出したのが「夢幻~」の準備だったと、後でわかります。
Juice=Juiceは今年10周年を迎えるということで、リーダーのあーりーから「今年はイベントもたくさん決まっているので、みなさんに感謝を伝えつつ、今のJuice=Juiceを見ていただきたいと思います。目を離さずにいてください」との言葉がありました。

最後に、自分の目がいったポイントから。
Juice=Juiceは、バイオリンだけでなく、歌でも一華ちゃんの活躍が目立ちました。瑠々ちゃんは、以前は前面に出て、圧倒的に歌唱を引っ張っている印象がありましたが、後輩メンバーが目立つ中、しなやかで大人っぽく悠然とした雰囲気を感じさせ、ここ一番での存在感を見せていました。あーりー、れいれいとのコンビネーションも良い感じです。あと、えばちゃんが可愛い(笑)
BEYOOOOONDSは、江口沙耶ちゃんがインフルエンザで欠席。ビヨンダのフェイクはくるみんが聞かせてくれました。歌唱で目がいったのがりかちゃん。こぶしを回して力強く歌うところや「Never Never know~」など、歌っている時の存在感がありました。ビヨの前半はカラフルな新しい衣装でしたが、一岡伶奈ちゃんがK-popアイドル風の美人のお姉さんでした。
若いメンバーが増えたフレッシュなJuice=Juiceと、メンバー全員のスキルが高く、ベテランの風格さえ感じるBEYOOOOONDSというのは、この間の変化を感じました。

セットリスト
01.元年(五年)バンジージャンプ(BEYOOOOONDS)/全員
MC(進行:植村、一岡。井上、前田)
【BEYOOOOONDSブロック1】
02.フレフレ・エブリデイ
03.虎視タンタ・ターン
04.Hey!ビヨンダ
MC(BEYOOOOONDSトーク)
【Juice=Juiceブロック1】
05.私が言う前に抱きしめなきゃね
06.ノクチルカ
07.全部賭けてGO!!
MC(Juice=Juiceトーク)
08.夢幻クライマックス(℃-ute)/植村、江端、有澤、石山、一岡、島倉、山﨑、小林)
ダンスパフォーマンス/段原、松永、岡村、平井、里吉
09.CHOICE & CHANCE(Juice=Juice)/井上、工藤、入江、西田、遠藤、高瀬、前田、清野
MC
【BEYOOOOONDSブロック2】
10.好きって言ってよ(Juice=Juice)
11.Never Never know~コメ派とパン派のラブウォーズ~
12.ビタミンME
13.英雄~笑って!ショパン先輩~
MC
【Juice=Juiceブロック2】
14.眼鏡の男の子(BEYOOOOONDS)
15.伊達じゃないよ うちの人生は
16.銀色のテレパシー
17.生まれたてのBaby Love
MC(コンサートの感想 松永、高瀬)
18.ポップミュージック(Juice=Juice)/全員