かまいたちの夜2特別篇(PSP)を金のしおりまで出して
コンプリートクリアしたので、その感想を述べたいと思います。
ちなみに本ソフトはPS2で出た時に一度クリアしているので、
2回目のプレイです。
ネタバレがありますので注意してください。
■わらべ唄編
本ソフトのメインストーリー。ミステリーです。
1回プレイしているので、殺人のトリックも犯人も分かっていたのですが、
バッドエンディング探しも含めてそれなりに楽しめました。
ただ、1に比べると、犯人捜しもトリック明かしも簡単なので、
その辺、物足りないかも。
■陰陽編
悪霊が出てくるホラーです。
残虐シーンが多くてグロくて気持ち悪くて怖いです。
完エンドは、主人公一人しか生き残らず、
ホラーらしく後味が悪いのですが、
他の終エンドで悪霊を倒すエンディングがあるので、
すっきりしました。
あと、1でもあった商人エンドがまたあって良かったです。
ある女性がわらべ唄編で出てくる時と、キャラが全く違うのも
面白かったかな。
■底蟲村編
蜘蛛とか虫とかゾンビとかいっぱい出てきて、
グロテスクで気持ち悪かったです。これもホラーですね。
完エンドはこれもホラーらしくバッドエンドで、
終エンドでは恋人と生き残れるエンドがあるのですが、
どっちにしろ何だか後味が悪かったです。
この編はあまり好きになれませんでした。
■サイキック編
サイコメトリーとか色々出てきて
サイキックが戦いあうサスペンスアクション的なものを
期待してたんですが、それほどでもなく、
すぐに死んじゃうエンドが多い(苦笑
完エンドが3つあるのですが、どれも主人公の女の子以外は
死んでしまうので、後味が悪く、そこまで楽しめませんでした。
■官能編
最初はエロくてドキドキします(笑
実は色情霊に取り憑かれているという設定で
途中からギャグになって終わる短編で、面白いです。
■ぼくの青春編
爺さん婆さんになっている驚きの設定。
びっくりした(笑。
分岐はなく、すぐ終わります。
■ぼくの恋愛編
ヒロインが二股三股と驚きの設定。
これも分岐はなく、すぐ終わります。
■わらび唄編
他のシナリオをネタにして笑いを誘います。
特に主人公の行動が笑えます。
「カマイタ血の夜」という強引な語呂合わせの
意味はわかりませんが(笑
■妄想編
黄金虫が気持ち悪く出て来たり、
ひどい内容のシナリオ。
いくら「妄想」といってもこれはない。
オチは前作の犯人が主人公だというものですが、
こんなのでエンディング数を稼ぐな、
こんなシナリオをゲームにするなと作者に言いたいです。
■洞窟探検編
島にある洞窟を探検していく中で
パズルのような謎解きをいくつかやっていく
アドベンチャーシナリオ。
謎解きは全て自力で解くつもりでしたが、
1つだけどうにも解けないパズルがあって、
攻略サイトを参照してしまいました。
フラグが多く分岐も多いため、
潰し込みに時間がかかってしまいました。
■惨殺編
楓に寄生する虫が人にも感染して殺人鬼になってしまうという話。
これもホラー。またホラーですね。
特定の選択肢を選ぶと聞こえる心臓音によって、
バッドエンディングが分岐するという試みは良い。
ただPSPだとよく聞こえないので(PS2だとデュアルショックが振動する)、
攻略サイトで確認しながら進めました。
ホラーなのでこのシナリオのエンディングも後味は悪いです。
■ちょっとHなかまいたちの夜2
20分弱のCDドラマでおまけ要素ですが
話がエロくて面白かったです(笑
■金のしおり後のおまけ
バグ風の演出が特定のところで現れます。
気持ち悪かったです(汗
■全体を通しての感想
総プレイ時間約44時間。
読むのが遅いのと、全エンディングだけでなく
全選択肢を読んだので思ったより時間がかかってしまいました。
本作は前作(かまいたちの夜1)に比べてホラー色が強く、
ホラーが苦手な人には正直おススメできません。。。
僕はホラーがあまり好きではないので、
2回目のプレイとはいえ、ちょっと残念な気持ちになりました。
こんなんだったっけかな?みたいな。
ギャグ要素もそこそこあるので楽しいところは楽しいですが、
前作のスパイ編みたいなサスペンス物があると
もっと良かったなと思いました。
無駄なバッドエンドも多いし、金のしおりにたどり着くまでに
ちょっと疲れました。
好みが分かれるゲームです。
ホラーが好きな人にはいいかもしれませんね。
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