1枚の花びらが落ちたかのように

家の中の空気は変わり

兄達はあまり話さなくなった。

父は夜テレビを見ている時

自然に涙がこぼれていたのを覚えている

私がこの家族を守るって思った。

母がいなくなってから、私は人一倍

バカを演じて笑った。

バカな事言ってみたり、踊ったり

それを兄達が父が笑ってくれるのが

すごく嬉しくて、その皆の笑顔で

自分自身を保とうとしていたのだ。

あだ名がバカ子、海苔を歯にひっつけて

笑わしたら、次は海苔子。

なんでも良かった。笑いがあれば

死んだ空気を花にできると思ってたから。

でも反対に私は自分の顔が分からなくなった

どうやって笑うんだろう。

顔を作りすぎて、1人で部屋にいると

顔に表情が一切ない鏡に映る自分を見て

化け物だと思った。

私ははじめて自分の心が壊れたと

認識しました。