レディ・ジョーカー | 等質な二度目

等質な二度目

最短距離がベストじゃない。目指すは安住の地
there is no reason when we think about friends    by k.yokoyama

高村薫著。

以前の書き込みの通り再読。

年内までに読破と位置付けていたのですが、12月に入る前に読み終えてしまいました。

前はお粗末な感想で。。

ある程度の読書量が必要なのかも。

グリコ・森永事件を基に、大企業を相手に誘拐、恐喝をする犯罪集団の顛末。

これが売りだと思って、一種の犯罪ロマンを感じて読んでしまってはダメなんでしょう。

それは一種のスパイスみたいなものであって、この事件を巻き込み、この事件に巻き込まれ、呑み込まれていった全ての人間の生き様、その深さに目を向けないと。

そこが見事に描かれていました。

誰も上っ面なハッピーエンドにはならない。

今の自分だからここに登場する人物の皆に共感して、ryodan自身の人生を振り返り、また生きる辛さを感じえずにはいられないのです。

当たり前ですけど、あの頃より歳をとりましたね。

読んでよかったです。

感動しました。

楽しい話ではなかったですけど、何か心を支えてくれるような作品でした。

う~ん、帰れる場所っていうか何と言うか、人生の指針のような。

オーバーかもね、ちょっと変な感想かな。