幼年期の終わり | 等質な二度目

等質な二度目

最短距離がベストじゃない。目指すは安住の地
there is no reason when we think about friends    by k.yokoyama

SF作品の中で群を抜いて面白かったです。

いや、今まで読んできた本の中でも掛け値なしに面白かったです。

オーヴァーロードと呼ばれる異星人の支配(支配と呼べれるのか?)は何のためか?

オーヴァーロードはいつまで地球にいるのか?

オーヴァーロードはどこから来たのか?

何故人間社会に争いがなくなってしまったのか?

何故人間は自分の中から何かを生み出そうとするのを止めてしまったのか?

人間はこの先どんな風に生きていけばいいのか?

等々、いろんな疑問が読んでいると湧いてきます。

そんな読み手の疑問を察してか、その答えを一つずつ、

丁寧にオーヴァーロード(多分アーサー・C・クラーク)は教えてくれます。

この本を読むに当たって、一つ勉強になったのが、先入観を捨てること。

宇宙から来た異星人は、全てが悪なのか。

これは明らかにSF映画の見過ぎ。

この先入観を振り払うことが出来たもの達が、読者もそうだし描かれている人間達もそう、

次の段階に進むことが出来るのです。

黙示録的な結末が頭をよぎりましたが、最初の段階でそれはないと確信しました。

後半は、哲学的に物語が結末に向かっていきます。

カール・セイガンはかなり影響を受けていると思います。

人間は地球の一部であり、宇宙の一部でもあります。