死にたくなくなった。
二度目の入院のことだった。
映画「イノセンス」のこんな台詞だった。
「死を理解するものは稀だ。 人は死なざるを得ないから死ぬわけだ」
あの頃むさぼるように「イノセンス」を見ていた。
淫靡で哲学的な内容に惹かれていた。
最近、押井守監督を特集していた「ユリイカ」を読んで、
久しぶりに見てみた。
あの頃見ていたときより、客観的に見れるようになっていた。
理解するというより感じるという感覚で見れた。
人間愛をどうのこうのいう映画じゃない。
もっと閉塞的。
そんな映画なのに、自分を救ってくれた。(これだけではないのだけれど)
なんで生きていかなければならないのか?
そんな問いに、答えなぞ見つかりっこないのに。
同じ病の人がいても自分は、その人のことを救ってあげることはできないと思う。
きっと自分の不甲斐なさを思い知るだろう。
「人は死なざるを得ないから死ぬわけだ」
何の脈絡もない文になってしまった。
まっいっか。