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■価格変化の錯覚
価格の変化を見る場合に、「○%上がった」、「△%下がった」
といった表現を日常生活でも投資においても使うことが多い
ですよね。。。(#^.^#)
このとき、知らず知らずのうちに、数字そのものよりは直感で
変化を見てしまい、それが実際の印象に反映されることがある
ようです。
例えば、下記のような例を考えてみましょう。
(参考例)
100円が 130円になると30%の上昇 ---(1)
70円になると30%の下落 ---(2)
次にそれぞれ、(1)、(2)の状態からもとの100に戻ったとします。
(1)’ 130円から100円になると → 23.1%の下落
(2)’ 70円から100円になると → 42.8%の上昇
一方は、30%上昇 →23.1%の下落
もう一方は、30%下落 →42.8%上昇
となり、同じように100円で始まって、100円に戻っているのに、
見た目の印象はかなり異なってしまいます。
このとき、下がってから上がる方が、難しく思えるのでないでしょうか?
株価が落ち込むと市場参加者の気持ちが晴れないのは、実際の
下落に加えて、この見た目の回復の難しさによる影響もあるかも
しれません。
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■数字の錯覚を意識する
単純な変化率の一種の錯覚については、数字に強い方なら「対数
で考えれば問題ないはず」と考えるかもしれません。
実際、デリバティブの価格計算や10年単位のチャート分析など
では対数が使われています。
しかしながら、一般のメディアで目にする数字は単純な価格比が
ほとんどだと思われます。
同様に、変化率だけではなく変化幅に関しても、似たような状況が
ありえます。
例えば、日経平均が18,000円の時の500円の変化は2.7%に
相当しますが、日経平均が10,000円の時の500円は5%にも
なります。
つまり、毎日のように報道される「○○円高」、「△△円安」という意味
も、相場水準によって意味合いが異なりうるといえます。
対処法としては、以下のようなものが考えられると思われます。
・損益の絶対額で考える
・市場参加者の多くは、単純な価格比、変化幅によって投資行動に
響を受けている可能性があることを意識する
・ときにはチャートを対数軸で見てみる
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◆◆ ポイント:上昇、下落の錯覚に注意◆◆