初めてスタッフを迎えた私は、

「この子を一人前に育てよう。」

そんな気持ちでいっぱいでした。

でも今思えば、

私は"育てる"という意味を勘違いしていました。

私は、

自分が今まで積み上げてきたことを、

そのままスタッフにも求めていました。

私ができるんだから、

きっとできるはず。

私が頑張ってきたんだから、

同じように頑張れるはず。

そんな風に思っていました。

でも、

人はみんな違います。

育ってきた環境も、

考え方も、

価値観も、

全部違う。

当時の私は、

それが分かっていませんでした。

私は経営者ではなく、

ただの職人でした。

自分の理想を追い求めることばかりで、

相手を理解しようとしていなかった。

今ならそう思います。

美容の仕事は得意でも、

人を育てることは全く別でした。

ここから私は、

何度も失敗しながら、

「人と向き合うこと」を学んでいくことになります。

(続く)