昨晩、初めての一人遠征に行ってきた。

 

一人ではない遠征には行ったことがある。

私を天体観測へ導いた友人と昨年行ったのが初遠征だった。そこでは、まだ天体望遠鏡を持っていなかったので、一眼レフの望遠カメラで何とかM42を撮ろうとした。撮ってる最中は問題なく取れているつもりでいた。一眼レフの小さい画面ではきれいに映ってるように見えていた。しかし帰ってから確かめると星が流れてしまっていて悔しい思いをした。

 

天体望遠鏡を買って、しばらく近くの河川敷で練習しつつ観望の機会を探っていたが、仕事や家のことで遠征に行くタイミングがなかなかなかった。(雛祭りの皆既月食も曇りで流れてしまったし...)

 

そして昨晩行く機会ができた。友人にお勧めされた場所に1時間半ほど車を走らせた。

どんどん車が減っていくなあと思いながら気が付けば山道に入っていた。そのまま車を走らせてひらけた場所に出た。

 

準備に取り掛かった。椅子、バッテリー、PC、三脚、赤道儀、天体望遠鏡、カメラをセットし、極軸調整。枯木の隙間から何となくでしか見えないポラリスだったが、都会より全然見やすい。

 

カメラのピントを合わせ、アライメント。

PCの大画面を手元で操作したほうがアライメントが楽かと思い、赤道儀とカメラにケーブルをつないでみたが、赤道儀を回転させると結構絡まりそうなので、結局PCなしでアライメントを行った。今回はプロキオンとカペラでのアライメント。アライメントの対象として出てくるのが北にある星ばかりだったので、組み合わせを探すのに少し苦戦した。

 

そんなこんなで苦戦して、やっとの思いでアライメントを終えると1時間ほど経っていた。来た時にはオリオンが燦燦としていたが、気が付いたら山に隠れて見えなくなってしまった。この時間のオリオンがもうこんな低い位置に来るような季節なのかと、季節の移ろいの早さを感じた。

 

さて、と思いしし座に鏡筒を向ける。今日の対象はしし座の三つ子。焦点距離400mm, 口径60mmのAsker 60Fで狙えるのはあまり多くなさそう(私の知識が甘いのかもだが)。今の時期にお勧めとのことなので狙ってみることにした。

 

PCとカメラをケーブルでつなぎ、ISO800, 露光1分を100枚に設定。この時点でカメラのバッテリーが半分。バッテリーの予備はなし。明日も仕事だし1-2時間で終わろうと思うからバッテリーは1個でいいや、と思って持ってこなかった。

何とか100枚撮りきってくれー、と思いつつ撮影。100分待ち。

 

山で一人、ぼーっと空を眺める。心地いい。少し寂しい、けどそれがいい。

ガリレオや野尻抱影も同じように空を眺めていたのかなー。

しし座の神話は何だったかなー。

...

そんなことを考えつつ、星を見てた。

 

なんだか静かになってきたなー、そして一段と冷えてきたなー、と思ってたところカメラのカシャンという音がした。見てみるとバッテリー切れ。残り7枚。93枚撮り、終わってしまった。

あー、やっぱりバッテリーを持ってくるべきだったか。いや、結構時間的にも限界か、などと思いながら帰宅した。

 

そんなに日が経たないうちに、撮った画像をスタックして編集したいと思う。うまくいってたらまた載せたいと思うが、載せるかはわからない。

 

iPhoneで10秒露光で撮影した天体望遠鏡。結構きれいに撮影できるのがすごい。