今やこの界隈で知らないヤツはモグリだろ、くらいの知名度を誇るチリ出身のロニー・ロメロ。
フロンティアレコードにいいように使われてる観たっぷりですが、今度は?ソロバンドを立ち上げたようです(これ以前にソロ名義で出していたら失礼!)。
しかし御年四十一歳、人間としてもシンガーとしてもまさに脂がのり切る頃合いだから、モリモリ活動していて充実していそうではあります。
何と言っても一躍世界レベルの有名人になったのは、リッチー・ブラックモアの“最後のRainbow”としてのシンガーに抜擢されたことです。
あまりにも好評で、ワンツアーだけだったのが延長したりと、ハードロックに戻ってきた御大の姿もさることながら、キツそうにしながらも頑張って歌うロニー・ロメロの“声”に注目が集まったのは言うまでもないでしょう。
ちょっとアクの強いDIOじゃん…と(笑)。
ロニー・ロメロは元々Lords of Blackというバンドで活動していて、まあ正直あまりパッとしないというか、曲がイマイチね…(笑)
しかしそんな中、バンドでDIOのカヴァー動画が注目を集めます。
ほぼ100%DIOじゃん
と(笑)
これが巡り巡りってリッチー・ブラックモアの耳に入り、最後のRainbow計画が発動したんだから、YouTube恐るべしですね。
そうして一気にスターダムを上り詰めたロニー・ロメロは、引く手あまたで色んなプロジェクトに参加しまくります。
その中でも異色なのは、スイスのBonjoviことGotthardのギタリストが「昔の曲をやるバンドをやる」と言って、ロニー・ロメロを迎えたことでしょうか。
このバンドは十八年、十九年、二十二年とコンスタントにアルバムを出してます。まあGotthardのギタリストによるセルフカバーなので、通常の新譜というのとは違いますが、それにしても海外バンドにしてはすごくコンスタント。
詳細までは確認してませんが、今後もフツーにライブなどの活動をしてくれそうですね。
ちなみにGotthardの「昔の曲」を歌っていたのはスティーブ・リーという人で、ミラクルなハスキーボイスの持ち主ながら、二千十年に交通事故によって亡くなっています。
しかしそれでも多くのアルバムを残してくれたので、筆者は欠かさず定期的に愛聴してます。
まあ、Fair Warningのトミー・ハートの方がもっとスティーブ・リーに似てるけどね!!()
話を戻してロニー・ロメロ。
Rainbowへの参加を経て、明らかな変化が起きます。
いやおまえそんなハイトーン今まで出してなかっただろ(笑)
という。
まあRainbowもさることながらDeep Purpleのカヴァーもやっていくなかで、ハイトーンの出し方を掴んだんでしょうね(笑)。
Rainbowの参加後、Lords of Blackから脱退したと思ったら出戻りしたりと、活動量はあるものの安定感がないので、今後はソロバンドでいいので軸をしっかり置いて活動して欲しいところですね。
Lords of BlackはB級なので()