★アール姉さんのキャラクター製造所★ -37ページ目

秋風に飛ばされて
コスモスの国にやって来た

ここはどうやら
黄色のコスモス畑のようだ

あちこちで
美味しそうに
蜂が蜜を吸っている

なんて美味しそうに
蜜を吸うんだろう?
蜜って一体
どんな味なんだ?

吸ってみたい
吸ってみたい
吸ってみたいぞ

ここは黄色のパラダイス
黄色の神様に
お願いをしよう
私を黄色の蜂にしてください
グルグルくるくるポン
あっという間に
黄色の魔法にかかったよ

コスモスの蜜って
メイプルシロップの味がして
甘くて美味し~い♪
しばらくここで
おやつタイム

お腹いっぱいになったら
黄色の花びらの上で
お昼寝でもしようかな♪
少年はママの言いつけを
ちゃんと守った
「ママが戻るまで
この場所を離れないで
静かに待っていてね」
言われたとおり
少年は待っていた
いくら待っても
ママは来ない
それでも少年は
ママを待っていた
春
夏
秋
冬
少年は辛抱強く
ママを待っていた
何年も何年も
待っていた
体が石に変わっても
必死に動かないで
待っていた
年月は少年の
キラキラ輝いていた
青い瞳を塞ぎ
少年にはもう
何も見えない
少年の未来は
誰にも知られずに
消えてなくなり
少年はひとり
ここに残された
だけどね
それでも少年は
ママが戻るのを
信じて待っているんだよ
昔と変わらぬ
ママへの愛情を抱きながら
今もこうして
気がついたことがあるんだ
ビルに
太陽が反射すると
赤い大輪の花が
咲くんだよ
とても力強くて
なんだか元気になれるんだ
人間はきっと
この光の花から
パワーを貰っているんだね
今度君も
見上げてごらん♪

