韓国でも服務した米精鋭部隊の将校、ロシアのスパイだった | 中谷良子の落書き帳

中谷良子の落書き帳

核武装・スパイ防止法の実現を

これは衝撃的なニュース。アメリカ政府内部、第二次世界大戦中の秘密国家プロジェクト・マンハッタン計画の内部、先端技術企業内部のみならず、現代ではグリーンベレーにまでスパイ網が張り巡らされていたなど本当に全体主義国家の工作活動は恐ろしい。旧ソ連共産主義コミンテルン浸透工作は戦後も未だ尚、根づいているということですね。

米国も刑罰制度の最高刑で死刑まであるスパイ防止法があるというのに、ロシアスパイの工作、リクルート活動の巧妙さに驚く。しかし信じられないお話ですね。

現代日本の官邸・省庁・自衛隊・国会議員・学界・財界・教育界及び司法そして、マスメディアのなかにスパイが潜んでいることは疑いはなく、日本は、スパイ天国と言われているにもかかわらず、保守層が公にそういったことを口にすると、すぐに「デマだ!陰謀論だ!」だのと片付けられてしまいます。

日本も北朝鮮スパイを逮捕しても、せいぜい懲役1年、しかも執行猶予がついて、裁判終了後には堂々と出国していくのを見るにつけ、本当に許せない思いです。スパイ防止法、もっと声高に国民は訴えるべきです。

出入国管理法などの改正案も野党の反対に押し切られ、憲法も変えられず、法的欠陥だらけ。肝心かなめの政治屋に全く気概がない。本当に希望が見えません。現状を打破するにはどうしたらよいものか。

日本もここまで言える政治屋は皆無ですし。情けないったらない。👇

FBIのアロン・コラー情報担当副局長は「グリーンベレーは英雄的な活躍像とリーダーシップ、勇気のシンボルだが、デビンス被告は正反対で、祖国と同僚を軽視した」として「FBIは全ての権限を行使して、国家に背反する者に代償を支払わせるだろう」と述べた。




★韓国でも服務した米精鋭部隊の将校、ロシアのスパイだった★

世界最強の戦力を誇る米陸軍特殊部隊「グリーンベレー」の精鋭要員がロシアのスパイだったら?それどころか、グリーンベレーに入隊するところから全てロシアの計略だったとしたら?

 

ハリウッドの大人気スパイ映画のシナリオにも出て来そうな状況が、現実で起きた。米陸軍化学部隊とグリーンベレーで現役将校として服務しながら、重要な軍事機密をロシアに漏えいした罪で起訴されていた被告が、裁判所で懲役約16年の刑を言い渡された。

ロシアの情報当局の手が米国の再精鋭部隊まで伸びていたことが分かると、米国の司法当局は戸惑いと怒りをあらわにした。米バージニア州東部地区連邦地裁は今月14日(現地時間)、元陸軍大尉のピーター・ラファエル・ジビンスキー・デビンス被告(46)に対し懲役188か月を言い渡した。起訴状によると、デビンス被告は学士将校として1996年に米陸軍に入隊し、2008年に除隊した。

米軍に入隊した翌年の1997年、内密にロシアの情報当局から活動用の暗号名を付与された。また、ロシアのために奉仕したいという意思表明の文書も作成し、署名した。ロシアが冷戦時代、ライバルである米国の部隊にスパイを送り込んでいたわけだ。デビンス被告は翌98年、化学部隊に転籍し、2005年まで勤務した。

そこで能力を認められ、再精鋭の人間だけが入隊できるグリーンベレーの部隊員に選抜された。しかし、検察の捜査の結果、デビンス被告をグリーンベレーに志願するよう導いたのはほかでもないロシアの情報当局だった。

今以上に能力を認められるためには特殊部隊で勤務すべきと激励したのだ。グリーンベレーのメンバーになってからもデビンス被告は順調に大尉の階級まで昇進し、名誉な形で除隊した。しかし、デビンス被告は軍服務時代、米軍の機密事項をロシアの情報当局に提供し続けていたことが分かった。所属していた化学部隊とグリーンベレーの運営実態や機密事項がデビンス被告を通じてロシアに流れていたのだ。デビンス被告は除隊後も2011年まで所属部隊に関する情報や同僚たちの個人情報までロシアに提供していた。

デビンス被告はロシアの情報当局が同被告のような米軍の精鋭要員を抱き込んでスパイとして活用できるよう、重要情報を提供していたわけだ。同被告は現役時代、在韓米軍でも服務していたことが分かった。同被告がロシア側に提供した機密情報の中には、在韓米軍および韓半島の安全保障状況に関する内容も含まれているとも考えられる。

デビンス被告は服務期間中、何度もロシアに渡航していたことが分かったと検察は発表した。同被告のスパイ活動疑惑を調査していた米連邦検察とFBI(米連邦捜査局)は昨年8月、デビンス被告を逮捕した。精鋭要員として賞賛され、名誉な形で軍を除隊して民間人となってから12年目で、敵軍でのスパイ活動が明るみに出て逮捕されたのだ。同被告は昨年11月、自身の罪を認めた。今回の事件の捜査には、英国の軍事情報機関M15とロンドン警視庁も協力した。米連邦検察当局は両機関に言及し、感謝の意を表した。

捜査当局の関係者らは、強い口調でデビンス被告を非難した。バージニア州東部地区連邦地検のラージ・ファレク検事長代行は「デビンス被告は特殊戦部隊の大尉として服務しながら、繰り返し悪質な形で祖国を売り飛ばした」「被告の厚かましい情報漏えいは米国の国家安全保障と同僚の身を危険にさらした」と叱咤した。同検事長代行は「今回の起訴は服務信条に背反した重犯罪者に代償を支払わせる正義の実現」だと述べた。FBIのアロン・コラー情報担当副局長は「グリーンベレーは英雄的な活躍像とリーダーシップ、勇気のシンボルだが、デビンス被告は正反対で、祖国と同僚を軽視した」として「FBIは全ての権限を行使して、国家に背反する者に代償を支払わせるだろう」と述べた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2cbf8ceba004961f5fdcb67d4f156b165e39c5c1?page=1