劉暁波さん死去、妻へ「幸せに生活してほしい」 | 中谷良子の落書き帳

中谷良子の落書き帳

核武装・スパイ防止法の実現を

本当に許せません。中共のことですから彼は謀殺された可能性も否定できません。

中共による不当逮捕から10年間もの壮絶な虫けら同然の監獄生活を送られ、肉体は蝕まれても芯はブレず、劉暁波さんは中国の民主化を夢見て、獄中でひとり孤独に闘っておられたと思います。

日本の平和主義者たちは、なぜこの件についておとなしく黙っているのですか?「安倍やめろ」コールよりも、加計問題よりも大騒ぎして、中共に対し、身の毛もよだつ人権蹂躙に抗議すべきではないのですか?

NHKでは、この訃報は画面が真っ黒になったといいます。非常に恐ろしい。日本の言論空間も支那の手に落ちている。

メディアは特番を組んで報道すべきではないのですか?これは対岸の火事ではない。一過性のニュースで終わらせてはならないのです。

平和運動家と称する方々は、口では「平和、平和」とお題目を唱えていますが、これらのことを見ればわかるように心から平和を望んでいる者などいないのです。

残された奥様のご心情をお察します。遥かな地よりご冥福をお祈りいたします。


中国、劉暁波氏関連の情報統制を強化、支援拡大を警戒、NHKは画面「真っ黒」
http://www.sankei.com/world/news/170713/wor1707130042-n1.html
劉暁波氏の遺体、慌しく葬儀社へ搬送、妻や兄弟が臨終みとる、当局は最善尽くしたとアピールhttp://www.sankei.com/world/news/170714/wor1707140011-n1.html
★【劉暁波氏死去】改革勢力、精神的指導者を失う「人々を突き動かす」習近平指導部の火種にも★

【北京=西見由章】劉暁波氏は民主化運動のカリスマとして、国内外の民主活動家や人権派弁護士らに加え、体制内の一部の改革派知識人からも幅広い尊敬と支持を集めていた。

2020年の刑期満了後は再び民主化運動に身を投じるとみられていただけに、改革勢力にとってはその精神的指導者を失った形だ。一方、中国共産党大会を目前に控えた習近平指導部にとっても、劉氏の死は体制への不満が一気に広がる“火種”となる可能性があり、神経をとがらせている。

共産党にとって、国内随一の影響力を持つ活動家の劉氏は獄中にあっても脅威であり続けた。

劉氏の友人で2008年に欧州議会の人権賞「サハロフ賞」を受賞した北京在住の活動家、胡佳氏(43)は「彼が中国の民主化の途上で倒れたことで、われわれの力量は相当弱まるだろう」と語った。劉氏は当初、国外への亡命を拒否しており、出所後には国内で大きな発信力を持つとみられていた。

一方、劉氏が事実上「監獄」で死亡したことは「多くの人々を突き動かすだろう」とも胡氏は指摘。「劉氏の家族が受けた苦難は歴史にしっかりと記録され、責任追及と調査が行われるべきだ」と述べ、民主化運動の進展への期待を示した。

習指導部は12年秋の発足後、言論や信仰、政治活動の自由への締め付けを強化し、多数の人権派弁護士らを投獄した。異論の徹底的な封じ込めは、一党独裁体制の維持への強い危機感が背景にある。

学生らによる民主化運動が武力弾圧された1989年6月の天安門事件以降、共産党は愛国主義教育を徹底し、自由や平等など西側の価値観を敵視してきた。

長年の言論統制と愛国教育の結果、劉氏の存在自体を知らない若者も増えている。ある中国人記者は、劉氏の死について「今後どれほどの影響が出るのかは正直わからない」と語った。

ただ北京市民による周恩来首相の追悼活動が弾圧された1976年の第一次天安門事件や、胡耀邦元共産党総書記の追悼デモが発端となった89年の第二次天安門事件など、中国においては影響力のある人物の死去が大きな社会のうねりを生んできた。

北京在住の男性活動家は怒りをあらわにする。「劉氏は謀殺された。これは常識ある人ならだれでもわかることだ。多くの人に共産党の本質を認識させるだろう」
http://www.sankei.com/world/news/170713/wor1707130061-n1.html

★死の淵に立っても劉暁波を容赦しない「人でなし」共産党★

<ノーベル平和賞を受賞した人権活動家の劉暁波は獄中で末期癌になっているが、中国共産党は釈放どころか見舞いを受けるというまっとうな権利も与えていない>

ここ数日、世界中の中国に関心がある人の間で一番話題になっているのが作家・人権活動家の劉暁波の病状だ。

彼は「08憲章」を起草して08年に逮捕され、09年に「国家政権転覆扇動罪」で懲役11年の有罪判決を受けた。10年にノーベル平和賞を受賞した時は獄中にいた。授賞式の空っぽの椅子は、その1年の中でも記憶に残るニュースになった。

劉暁波は友人を通じて、同じ死ぬにしても中国国外でむしろ死にたい、という強い願いを公表。長期にわたり軟禁され、その結果鬱病になった妻の劉霞を心配し、彼女が彼と一緒に自由な世界に行くことを望んでいる。

刑務所に行く以前から、劉暁波には肝炎の病歴があった。しかし刑務所の極めて劣悪な住環境と飲食が彼の健康を害したのだろう。

中国各地の劉暁波の健康に関心のあるネットユーザーが次から次へと劉暁波のいる病院に向かったが、腹立たしいことに末期癌であるにも関わらず、彼は依然としてお見舞いを受けるというまっとうな権利も享受できていない。

共産党当局は彼のいる病院のフロアを封鎖。さらには病院の向かい側にあるホテルの病院方向の部屋に客を入れるのを禁止し、取材のため病院に入り込もうとしたアメリカの記者も殴り飛ばした。

漫画を描き終わり、このコラムを書いている今、劉暁波はすでに危篤状態になっている。

数日前、共産党はようやくドイツとアメリカの専門家の検診を許したが、依然として彼らが専用機で劉暁波を国外に移すことは拒絶した。

ドイツで開かれたG20で、独首相のメルケルは何度も習近平に向かって劉暁波の釈放を希望する、とお願いしたそうだ。習の回答は帰国した後に会議を開いて検討する、というものだった。

私の経験から言えば、習近平のこの態度表明は欺瞞でしかない。果たせるかな、帰国した後に彼は劉暁波の問題についていかなる会議も開かず研究もせず、ただ漫然と劉暁波を死に向かわせようとしている。

ある友人が中国の刑務所で、たくさんの骨箱が置かれた部屋を見つけた。

彼は看守に「まさか遺族が遺骨の受け取りを拒否しているのか?」と尋ねると、看守は「こいつら罪人は刑期が終わらないうちに死んだから、刑期が満了になるまで遺骨を家族に返さないのだ」と答えたという。

劉暁波は世界でただ1人の獄中ノーベル平和賞受賞者ではない。しかし、彼はノーベル平和賞受賞者の中で、最初に獄中で死ぬ人物になりそうだ。彼が判決を受ける時、法廷で読むことを許可されなかった手紙がある。その中の一文にこうある。「私には敵はいない。憎しみもない」。

劉暁波に敵はいない。しかし中国共産党にとって彼はあくまでせん滅すべき敵でしかない。

辛口風刺画・中国的本音辣椒(ラージャオ、王立銘)
http://www.newsweekjapan.jp/rebelpepper/2017/07/post-45.php

習主席の香港訪問に合わせ劉暁波氏の解放求めデモ

危篤の劉暁波氏を解放せよ、香港・民主派が抗議

警察とメディアがヤラセ報道を画策するもバレる

北京大学卒業式で教師が講演「自由を広め、自由を守れ」