山中教授だけではない日本の素晴らしい医学者、鈴木幸一教授 | 中谷良子の落書き帳

中谷良子の落書き帳

核武装・スパイ防止法の実現を

ガンを眠らせる特効薬として日本の“蛾”が世界から大注目!ガンを「眠らせる」特効薬として世界が期待するヤママリン。

日本原産の蛾を使った、画期的な治療法とは。
年間700万人が死亡するガンに抗する。


$Jellyの~日本のタブー~


WHO(世界保健機構)の報告によると、2008年(平成20)には、世界で約1200万人がガンと診断され、そのうちの700万人がガンで死亡した。

さらに2030年の推定では、2000万~2600万人がガンと診断され、ガンが原因で死亡する人は1300万人~1700万人に達する見込みだという。

ガンの治療法は、世界各国で研究がつづけられているが、いまだに決め手となる方法が確立されていない。

治療法のひとつである抗がん剤をとってみても、薬剤が細胞のなかにある核を断片化してバラバラにするため、ガン細胞を死滅させる効果はあるものの、健康な細胞までも傷つけてしまう。

その結果、患者は非常に強い副作用との闘いを強いられることになるのである。

★日本原産の蛾が、ガンの特効薬に★


$Jellyの~日本のタブー~


そうしたなか、岩手大学の鈴木幸一特使・名誉教授が、ガン細胞を眠らせて進行を遅らせるという画期的な特効薬となりうる昆虫を発見した。
その昆虫とはヤママユ(天蚤てんさん)である。

ヤママユは日本原産の蛾。

緑色に輝くその繭は「絹のダイヤ」と呼ばれ、ふつうの蚕(かいこ)の生糸(きいと)の20倍もの値がつくほど高価なものだ。


ヤママユは、成長過程が変わっている。

9月下旬くらいに卵として産まれたあと、そのまま卵のなかで幼虫になり、冬のあいだずっと眠りつづける。

活動を始めるのは暖かくなった5月下旬くらいで、そのころはもう孵化寸前。
つまり、8カ月も眠りつづけているわけだ。

このように、ヤママユは休眠期間がとても長いため、どうしても生産量が少なくなってしまう。

そこで鈴木教授は、ヤママユの眠りを早く覚ます方法はないかと研究をおこない、人工孵化に成功した。

★そして今度は「なぜヤママユは8カ月ものあいだ、眠りつづけることができるのか」という点に興味をもち、休眠維持物質についての研究をはじめる。

これまで蚕からの休眠ホルモン自体は発見されていたものの、休眠ホルモンは眠りの引き金を引く物質にすぎず、休眠を維持する物質はまだ発見されていなかったのだ。

その後、鈴木教授は1990年(平成2)にヤママユの体内から休眠を維持する物質を予想。

さらに10数年の歳月を費やし、のちに「ヤママリン」と名づけられることになるヤママユの休眠維持物質の正体をつきとめたのである。

そして鈴木教授は、ヤママリンを激しい細胞分裂がおこなわれているガン細胞に投与したらどうなるかを考え、ラットの肝がん細胞に入れてみた。

すると細胞増殖がピタリと止まることが確認できたのである。

さらに同じ細胞からヤママリンを取り除くと、ガン細胞はふたたび増殖しはじめ、再度投与すると増殖が止まるということも判明。

つまり、ヤママリンにはガン細胞を一時的に眠らせる作用があることが証明されたのだ。

しかも、効果を発揮するのは激しく増殖している細胞にたいしてだけであり、免疫機能の中心的役割をはたすリンパ細胞には影響を与えない。

したがって、ヤママリンによるガンの治療法が確立できれば、ガン患者の負担は高い確率で軽減されるのである。

増殖が激しい細胞に効果を発揮することから、生殖器などへの影響が懸念されるなど、まだまだ課題も多い。

しかし、ヤママリンによる治療法が実現すれば、ガンを眠らせ、そのままガンと共生することが可能になる。

さらに鈴木教授は、ヤママリンを利用して害虫を眠らせる駆除方法も研究中だ。

農薬や殺虫剤のような害がないヤママリンは、地球環境にも人にもやさしい無害の害虫駆除剤としても大いに期待されている。



Divider Graphics


鳥越氏のコラム、自殺した生徒への想いが微塵もない。このような鳥越氏は毎日系などに存在する一部似非人権派が重用…橋下市長

韓国の民間シンクタンク、現代経済研究院 「アベノミクスが韓国経済に大きな打撃を与える」

人との交流に強い不安や恐怖心を抱く「社交不安障害」・・・患者数は国内に300万人以上

【アベノミクス効果】株式市場に個人回帰、新規口座開設急増・・・ネット証券大手、500円の「大入り袋」を今年、全営業日で支給

脱家電…社内は反対、反転攻勢に出られず 沈没・日本メーカー