お金に対する正しい考え方を身につけるうえで、おすすめしたい本があります。
それが、『論語と算盤』です。
日本最初の銀行をはじめ、500もの会社、600もの社会福祉事業の設立に関与した、「日本資本主義の父」と言われる渋沢栄一氏の著書です。
今もロングセラーとして書店に並んでいる名著です。
同著で渋沢氏は、「論語と算盤は一致すべし」と繰り返し主張しています。
「論語(=道徳)」と、「算盤(=経済)」は両立するものだと述べ、豊かさを持続させるには、善い行いと、良い商いがかけ離れてはいけないと教えてくれます。
これは私自身の原点ともなっている考え方のひとつです。
論語(正しい考え方)を追い求め、それを実践した結果、算盤(お金)がついてきます。
算盤だけを追い求めても、算盤はついてこない。論語を追い求めて、初めて算盤がついてくる。
この事実を忘れてはいけません。
また、渋沢氏は、「利をもって利とせず、義をもって利とす」あるいは「義利合一」という考えも基本としていました。
利とは利益。
義とは正しい道理のこと。
すなわち、私利私欲だけを追い求めた利益だけではなく、国のため、人のためという正しい道理のもとで得た利益こそ、真の利益だという意味です。
そして、義を貫いたところに、利があるということです。
義は利の根本なのです。
そう考えると、渋沢氏にとって500もの会社を興したというのは、私利私欲を追求したからではなく、日本経済を発展させるためだったというのがよく分かります。
もっと言えば、経済を発展させたいという強い信念があったからこそ、それが原動力になり500もの会社を興せたのではないかと思います。
つい「算盤」や「利」ばかりに目が奪われてしまうという人は、「論語あっての算盤」「義あっての利」だということを、折を見て心に問いかけてほしいと思います。
経営コンサルタント/株式会社小宮コンサルタンツ代表
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外国人から見た日本・・・
武士道を忘れるな!
彼は長年日本に住むロシア出身の外国人。
驚くほどきれいで流暢な日本語を話す。
ささいなことから、
今までどんなスポーツをしていたかという話になった。
男友達は「サッカー一筋だった」と答えた。
すると、その言葉を聞いた彼は、眉間にシワを寄せながら言った。
「なぜおまえは今までずっとサッカーなんてものをしてたんだ?!日本人なのに空手も柔道もしないで?!」
Lukianov,Russia,age30.
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