Dalai Lama | 中谷良子の落書き帳

中谷良子の落書き帳

核武装・スパイ防止法の実現を

曲名が「Dalai Lama」なのですが、何の関連性があるのかイマイチ理解不能・・・

短絡的なメディアから「ナチ的極右志向がある」と一方的に決め付けられている、かわいそうなバンドですが文学的な面もあり、この曲はドイツの詩人ゲーテの『魔王』を下敷きにしてるそうです。

日本ではイマイチ人気がないのが残念です。



【和訳】
夜風の中を飛行機が飛んでいる
機内には男性が一人、子供と乗っていて
彼らは暖かいところで安心して座っている
そして二人は眠りの罠へと落ちていく
3時間後には母親の誕生パーティだ
空には雲ひとつ無く視界は良好

破滅へと進め、進め
我々は死する時まで生き続けなくてはならない
人は空にはふさわしくない
だから天上の神は
風に集う息子達を呼ぶ
ワガ元へ人間の子供を連れてくるのだ、と

子供はまだ時間を失ったままの状態だ
そこへ両耳の中にこだまが響いてくる
陰にこもった怨念が夜を押しやっていく
雲を追いたてる神が笑い、
飛行機を揺り起こす

破滅へと進め、進め
我々は死する時まで生き続けなくてはならない
すると子供は父親に話しかけた
雷鳴が聞こえない?
あれは風の王様だ
王様は僕を風の息子達の処へ連れて行こうとしてるよ

雲間から流れるコーラスが
小さな耳の中へ這うように届いてくる
こちらへ来るんだ、ここに残るんだ
ワレラはオマエにやさしくしてやろう
こちらへ来るんだ、ここに残るんだ
ワレラはオマエの兄弟だ

嵐が飛行機を覆い包み
機内にあっという間に圧力がのし掛かってくる
陰にこもった怨念が夜を押しやっていく
パニックの中、飛行機は叫び声をあげている

破滅へと進め、進め
我々は死する時まで生き続けなくてはならない
子供は神へと許しを懇願した
すると天は風を引き戻し
我々を無傷で地上へと届けたのだ

雲間から流れるコーラスが
小さな耳の中へ這うように届いてくる
こちらへ来るんだ、ここに残るんだ
ワレラはオマエにやさしくしてやろう
こちらへ来るんだ、ここに残るんだ
ワレラはオマエの兄弟だ

父親はいま子供をしっかりと掴んだが
その力が強すぎて息子は非常に圧迫されてしまった
息子の呼吸困難に気づかないままに
だが恐怖感は同情をかき消してしまうのだ
父親が自分の腕で子供の魂を押し出してしまったのだ
魂は風の中に漂い、そして歌う:

こちらへ来るんだ、ここに残るんだ
ワレラはオマエにやさしくしてやろう
こちらへ来るんだ、ここに残るんだ
ワレラはオマエの兄弟だ

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この曲が収められたアルバム『REISE REISE~南船北馬』は既に世界50ヶ国以上でReleaseされており、150万枚を売り上げました。
$Jellyの~日本のタブー~


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