中国人民解放軍爆撃機轟6Kは日本全土を爆撃できる | 中谷良子の落書き帳

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核武装・スパイ防止法の実現を

中国人による新疆ウイグル自治区でのウイグル人虐殺現場
Khloeの~THIS IS MY STYLE~

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『中国人民解放軍の正体』著者・鳴霞氏
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★日本に狙いを定める中共の実態★

日本で報じられる中国最高指導者はいつも笑顔で愛想がいい。
しかし、騙されてはいけない。
彼らの笑顔の裏には日本に狙いを定めた底知れぬ野望が隠れているのである。

※本章のポイント

日本と中国は現在、緊急の対立関係は見当たらない。
しかし実は日本人の知らないところで、中国共産党は着々と日本を仮想敵国とした様々な戦略を構想しているのである。
時に日本に来る中国要人はみな穏やかな笑顔を見せて愛想を振りまいているが、騙されてはいけない。
彼らは、笑顔の陰でいかに日本を中国に取り込むかを考えているのである。
軍事費も急増し、世界の脅威となりつつある中国人民解放軍。
彼らの世界戦略は、銃弾と共にあるのである。

★中国の戦略はどんどん進んでいる★

最近、中国にはこのような風説がある。

「アメリカ・日本・インドは中国にとって危険である」

それぞれ歴史的、地理的、そして政治的に中国と因縁浅からぬ国家である。
特にアメリカと日本は、中国にとってどうにも気になる国であることは間違いない。
表面的にはなんと穏やかな“大人のつきあい”を進めているが、裏に回れば互いに疑心暗鬼、腹の探り合いがもう数十年続いている。

中でも日本は、中国人にとって許しがたい存在だ。
中国を侵略し、南京大虐殺で何万人も中国人を殺害した(と教えられた)憎い敵。
しかしながら経済的に大発展し、芸能を初め文化も面白く、一度は訪れてみたい憧れの地。
憎しみつつも興味が湧いて仕方ない、やっかいな国である。

こういう国が、中国の指導者層に面白いわけがない。
政治的にも経済的にも、なんとか日本に優越したいと政治家は躍起になっている。
最近の日本脅威論(日本が再軍備するのではないか?日本が中国を領土的・経済的に侵略するのではないか?)は、むしろ中国人民解放軍を喜ばせている。

軍事予算奪取のこの上ない口実になる。
特に海軍では、これを軍備増強の千載一偶のチャンスと見ているそうだ。
海軍首脳は、アメリカや日本などは屁のようなものと豪語し、撃滅するまで軍事発展を続けると語っている。

現在は中国と日本の間で領土・領海の争議があるが、まだ軍事的手段で解決を急ぐ時期ではない。
こういう時、交渉の中で中国の商売に有利な制度を作ればいい、と考えるのがしたたかな中国人である。

東海(東シナ海)はすでに中国が占領しており、東海油田も開発中である。
天然ガスは毎日11万3000立方m生産されている。
日本はずっと外野で騒いでいるが、中国側からみれば彼らを罠にはめて「共同開発」に引きこむよう計画が進んでいる。
そのために、争議を放置しているのだ。
日本人の知らない間に、中国の戦略は着々と進んでいるのである。

★中国の秘めたる意図★

2007年4月11日、安部首相と来日した温首相の会談でも「今秋に共同開発を具体的に目指すことで合意する」という提案がなされた。
4月6日の『世界軍事論壇』では、朝鮮半島に対する将来的な計画が中国側にあることが述べられている。
朝鮮半島を最終的には中国文化圏に取り込むことを、彼らは意図しているという。

朝鮮半島を中国の主導にする「東亜経済圏」入りさせる計画だが、具体的な方針は現段階では未定である。
理想的には、北朝鮮に経済開放政策を実施させて中国の経済圏に縛り付け、そこを拠点として韓国との経済協力を強め、韓国をアメリカや日本から切り離す。

同時にアメリカや日本の秘めたる意図~~~韓国に北朝鮮を侵略させる~~~を徹底的に破壊する。
朝鮮半島の鍵である北朝鮮としっかり手を握り、アメリカが北朝鮮の核に必死になっている間に、中国は新しい道を模索し、朝鮮半島が経済を中国に前面解放しなければ「6ヵ国協議」を終了させる。
北朝鮮解放が実現すれば、韓国に対しては完全包囲して取り込み、経済発展路線に乗せていくことになる。

アメリカと日本の軍事同盟を大陸から追い出し、中国が朝鮮半島を独占する。
軍事的にも政治的にも、アメリカを東亜から追い出す。
これが中国の秘めたる意図なのである。

★解放軍爆撃機轟6Kは日本全土を爆撃できる★

中国は軍事的にも日本を狙っていることに、日本人は気付かなければならない。
轟6K爆撃機こうした物騒な兵器を、天安門事件で無の学生たちを惨殺した中国人民解放軍が所有していることに、私は危惧を抱く。
このたび導入されたこの爆撃機は中国空軍の画期的なものであり、核弾頭による攻撃能力を持ったものである。

今までは旧型機の轟6は亜音速爆撃機だったが、この旧ソ連製の爆撃機では現代化防空体制に太刀打ちできなかった。
2006年には轟6Hが最先端爆撃機として登場したが、これもYJ63巡航ミサイルを搭載している「台湾作戦」にしか使えないものだった。

ところが、轟6Kが就航したことにより爆撃機の近代化は格段に進み、D-30-P2発動機も装備された。
これで旧型機の航続力9500kmにレベルアップされた。
爆弾搭載量も1.8トン、爆弾を9トン搭載から、3トン爆弾を12トン搭載できるようレベルアップされた。

射程2500kmのKH-55ミサイルだけで朝鮮半島と沖縄群島は全域攻撃できるが、轟6Kの就航によって日本全土がカバーできるようになった。

これで核攻撃に対する反撃能力も格段に高まり、轟6KとKH-55ミサイルを組み合わせて中国東北に配備しておけば完璧だ。
日本など、敵ではない。
広州軍区に轟6Kを配備しておけば、米軍の関島基地も空襲エリアに入る。
新型兵器の導入により、中国人民解放軍はいよいよ世界の平和の脅威となっている。