中国人民解放軍の正体 | 中谷良子の落書き帳

中谷良子の落書き帳

核武装・スパイ防止法の実現を

以下は、平和ボケの日本人に警告びっくり『中国人民解放軍の正体』より

著者である鳴霞氏↓
$Khloeの~THIS IS MY STYLE~

昨年は8月1日、人民解放軍は建軍80周年記念を迎え、中共は大々的に慶祝記念行事を行った。
この裏事情を『明報』が報道した。
それによると、アメリカでは、先般、中共が人工衛星を弾道で爆破したことについて胡錦濤は知らされていなかったと報じられた。

彼は戦争の功績が何もなく、北京の権力筋によって中共中央軍事委員会主席に就任した途端に「海軍某突発事件」によって生命の危険に晒されたということも、西側では報道された。
2004年11月、中国潜水艦が日本領海を侵犯し、海上自衛隊に発見、追尾、包囲された事件があった。
中国潜水艦は、逃げ切れないと思い浮上して投降することも考えた。
こうなると、中共は対日外交で受身になる。
この時、海軍指令は中央軍事委員会に2つの策を提案した。

①戦闘機部隊を現地に急行させ、日本の包囲を解く。
②万一この作戦に失敗した場合には、潜水艦は浮上し投降する。

消息筋によれば、胡錦濤は状況の説明を受けた後、2つの緊急指示を出した。

①日本人は戦争する勇気がない。
②潜水艦乗組員は必ず祖国に帰るものと信じる。

結局、胡錦濤の分析通りに日本側は大騒ぎしただけで、数日後に潜水艦は包囲網を突破して祖国に帰還した。
彼の冷静沈着な判断は極めて戦略的であり、中日軍事衝突の危機を打開することに成功した。

だが「なぜ、潜水艦は日本領海侵犯をしたのか」
「なぜ、日本人は戦争する勇気がないと断定できたのか」
「北朝鮮の工作船が日本領海を侵犯していた事実をどうして特定していたのか」など疑問は多い。

北京消息筋は、「胡錦濤書記は軍隊をコントロールする力量が江沢民と大差ない。
彼は国防大学の毎回師級(大佐級)訓練班『虎』の卒業式に臨席しており、さらには軍級(将軍級)訓練班『龍班』の卒業宴会にも出席し、すべての卒業生と話をする。

陸軍集団軍長らの名前や履歴も、各大軍区の司令や政治委員の履歴も記憶しており、彼らを直接招待し面談している」と伝えている。

胡錦濤は:陳炳徳を軍総参謀長に昇進させた。
秋の中共17大会における中央軍事委員会人事に対するもので、曹剛川は退役が決まっている。
昨年4月の連合報によれば、中央軍事委員会傘下の『解放軍報』は、中共17大会で地方人事は刷新されるが、指導幹部は当面いい加減な位置づけで温存されると判断した。

胡錦濤への忠誠を裏返せば、すべて江沢民時代からの上海派閥を中心とした腐敗体制の批判である。
ある指導幹部は、一部だけにこだわって全体を無視し、特定団体だけを優遇して全体を無視している「部門保護主義」に陥っているという。
報道によれば、ある指導部は上級機関の指示があっても、気に入った指示には従うが、気に入らない指示には従わないという状況になっているという。

部門の利益だけを追求することが指導幹部の心得となっており、「上に政策あれば下に対策あり」という現状である。
昨年の17大会の精神は「調和」であるが、こんな状況では強力に大局への配慮を指示しても法令順守を厳しく呼びかけても空しいだけだ。

指導幹部が個人的に放埒な政治活動をするならば、収拾不能状態になるだろう。
そうなれば、党と国家にとって深刻な事態が招来されるだろう・・・
どうやら、上海派閥の残一掃が、解放軍の目的になっているようだ。

日本は1930年代前半、満州帝国を建国した。
ソ連と中共は満州帝国の財産を略奪後、満州帝国を潰した。
中共は49年10月1日の建国から、ソ連の援助で(武器だけで)今まで発展してきた。

50年代からの反右派、反地主、資本家、反知識人、教師などで、75年、毛沢東死去まで、国家経済が破綻する前に日本からの援助(技術者、科学者、お金の支援、中国人の人材育成、ODAの無償援助など)で中共政権は立ち上がれた。

中共は日本の存在なしには改革できない。
中国人が使用している現代語は70%以上が日本人が発明した言葉だ。
とくに軍事用語、企業、医療、コンピュータ、法律用語など、ほとんど日本人が創造した言葉である。

もしこうした現代語がなかったら、中共はまた古漢語の古文を使用しなければならないだろう。
だから、この30年以上、中華帝国を作るための中共軍強化の協力者は日本だ。

逆に日本は中共から何を貰ったか?

パンダ、靖国神社参拝反対(82年以降)、南京大虐殺謝罪要求、2005年中共主導の反日暴動、毒食品(毒餃子は今も謝罪してない)、毎年トップの不法滞在者・犯罪者、尖閣列島領海侵犯などいわば恩を仇で返すものばかりである。

中共政権の500特権家族と1万人近くの親族は、生きるために世界で一番多くの武器を持ち、資源のあるチベット・新疆を侵略し、人口を移してそこの民族と同化しようとしている。
次は日本だ。

中共の羅権主義は、今や世界制覇を狙う究極の目標を打ち出すに至った。
小さなリンゴを全部食べ終わってから大きなリンゴを順番に食べていくのが、中共政権のやり方である。

つまり、中共に隣接する軍事弱小国を1つずつ征服し、そして日本、ロシア、アメリカを征服して、世界の王になるというのだ。

これが愚かな夢物語になればよいが、日本の媒体は中共軍の真の実力を殆ど報道しない。
今まで中国へのODA援助は中共軍の強化に使われた。
しかし13億の中国人は、日本の援助など知らない。
特に中共の軍事に対して殆ど知らないし、真剣に考えようともしない。

21世紀の中共の課題は水と石油である。
中共社会で毎年8万回~10万回のデモ、暴動の原因は環境の汚染(7億人は汚染された水で生活している)である。
工業・軍事の偏った発展に対する小・大暴動は毎日ある。

その中国人の頭の中にあるのは敵人・日本人である。
中共創設後60年間ずっと「侵略者日本人」という教育をしてきた。
もちろん、一部の真相を知らない日本人が間違いの種を提供した原因もある。

内部に人民の火山みたいな不満を抱える強軍・強国の中共は、その矛先を日本に向けるだろう。

その時、一体誰が日本を守るのか?
平和ボケの日本人よ、中国人民解放軍を甘く見るな、というのが私が訴えたいことである。

本書は兵庫通信や日本、米国、豪州、香港などの軍事評論家から提供された資料でできた。
心から感謝したい。
世界平和のため、少しでも貢献できればと思う。
なお、本書には「中国」と「中共」という表記がある。
中華人民共和国を指す場合と中国共産党を指す場合の違いだが、情報ソースの表記に従い書かれていると認識されたい。