フランスからとても良い映画が届きました
全ての学校給食をorganic(自然の味)にしようと南フランスの小さな町が立ち上がりました。
あなたの「おいしい」危なくありませんか?
「食の安全性」についての様々な事件も記憶に新しいところですが、原因不明のアトピーや化学物質過敏症に悩む人や子供をもつ人も多く、地球温暖化、農薬や化学汚染物質などの環境汚染を阻止しようという動きから、世界規模でorgamnicを推進する動きが大きくなっています。
organic食材だけでなく、最近ではorganic cosmetics、organic cottonなど私たちの暮らしにも少しずつ取りいれらています。
食卓から始まった小さな奇跡が人々の幸せを紡いでいく南フランス・パルジャック村のorganicブームを巻き起こしたdocumentaly movie
美しい自然に囲まれた南フランス・パルジャック村。
ショーレ村長は子供たちの未来を守るために学校給食と高齢者の宅配給食をorganicにするという前例のない試みに挑戦しました。
大人たちはorganicは値段が高いのに、村の財政でまかなえるのかと戸惑っていましたが、organic給食や学校菜園での野菜作りを通して自然の味を覚えた子供たちに巻き込まれ、小さな村は少しずつ変化してゆきます(でも、すべての子供が野菜好きになるには、時間がかかります。フライドポテトが大好きな低学年のフィリップは、まだ抵抗しています)
子供たちの未来を考える “おいしいorganic life”のススメ
映画の冒頭、ユネスコ会議での「あなたの周りに、がんや糖尿病にかかった人はいますか」という健康科学研究者の問いかけに、出席者のほとんどが挙手しました。
ヨーロッパでは、癌や糖尿病などの生活習慣病の70%は食習慣を含む、環境に原因があると言われています。
あなたはこの数字をどのようにとらえますか?
地球の温暖化、環境破壊にも農業のあり方と食生活が密接に関係しています。
この映画は、有機栽培農家と一般農家との対話や、家族を癌で失った主婦の体験を通して、私たちでもできる新しい生活を見せてくれます。
「美こそ世界を救う」に込められたジャン=ポール・ジョー監督の想い
「環境問題を考えたとき世界を変えていくには、子供たちと母親、そして未来の母親である女性の存在が大きいと思います。
この作品を作るにあたって私は最後に希望を必ず残したかったのです。
今すぐに行動すれば希望は失われないという希望です。
ドストエフスキーはこういいました“美こそ世界を救う”と。
この作品は自然の美しさへのオマージュです。
そして自然の美しさを守る事こそが子供たちの未来を守る事だと私は信じているのです」
未来の食卓予告編
ガール県 バルジャック村
ガール県のあるラングドック地方は、1年を通して温暖な気候がブドウ作りに最適で、古くから優れたワインの産地としてとして有名です。
南フランスの陽気な太陽と、地中海から吹き込む風によって育まれた葡萄は「太陽と風のワイン」といわれ、フランスを代表するテーブルワインとして有名です。
舞台となるバルジャック村もブドウ栽培が盛んな南フランス、セヴェンヌ山脈の麓に位置する小さな村。
しかし、劇中にあったように、村人の63%が所得税免除の低所得だと言う事実があります。
ガール県はorganic農家数が278世帯、フランス国内においてorganicの学校給食導入のリーダー的存在です。現在、ガール県内では75戸の農家が有機栽培のための転換期を過ごしています。
有機栽培と認定されるには3年の転換期間が必要。
詳しいスケジュールは未来の食卓HPへ
こちら
月下旬より、シネスイッチ銀座、渋谷アップリンク他、全国順次公開。
以上、より。