ワールドカップの日本VSブラジルをみて
【日本のテニス界を非難する記事ではない将来を考える記事である事をご承知おきいただきたい】
🎾テニスDEポン エピソード29
海外で活躍するテニスプレーヤーを日本で育成するには?
「海外へ行けば強くなる。」
そんな時代ではなくなりました。
現在は海外留学、海外アカデミー、海外クラブ、ITFジュニアツアーなど、選手が世界へ挑戦する選択肢は昔より圧倒的に増えています。
しかし、本当に考えなければならないのは「選手」だけでしょうか。
私はこれからの日本に必要なのは、指導者の海外経験だと考えています。
世界で戦う選手には、世界を知るコーチが必要です。
実際に世界で活躍するトップコーチは、海外ツアーへ帯同したり、海外のナショナルコーチと交流したり、国際大会で最新の指導法やトレーニングを学び続けています。
ITF(国際テニス連盟)でも、世界基準のコーチ育成には「継続的な国際教育」と「現場経験」が重要であると示されています。近年は選手育成だけでなく、コーチ同士の国際的な学びや交流が競技力向上につながることが報告されています。(サイエンスダイレクト)
海外の練習量。
試合中のコミュニケーション。
メンタルサポート。
フィジカルスタッフとの連携。
コート外での生活管理。
すべて現場だからこそ得られる財産です。
日本テニス協会でも世界基準の指導者育成を目的としたS級エリートコーチ制度を設け、国際レベルで活躍できる選手を育てる指導者育成を重視しています。(公益財団法人 日本テニス協会)
海外で活躍する選手を増やしたい。
そのためには選手だけが海外へ行くのではなく、コーチも海外へ行く。
世界を見て、学び、日本へ持ち帰る。
その繰り返しが、日本テニス全体のレベルアップにつながるのではないでしょうか。
テニスは世界共通のスポーツです。
だからこそ、世界を知る指導者が、世界で戦える選手を育てる。
もちろん、世界で活躍する指導者は元トッププロばかりではありません。
もちろん、日本には世界を知る素晴らしい指導者が数多くいます。
私の元職場である公益財団法人吉田記念テニス研修センター(TTC)の元同僚・蚊口コーチのように、世界へ挑戦する選手に帯同し、現場で経験を積んでいるコーチもいます。
また、元プロ選手やナショナルレベルで活躍された経験豊富な指導者も数え切れないほどいます。松岡修造さんをはじめ、日本には世界を知る貴重な財産がたくさんあります。
そして将来、錦織圭選手をはじめ、世界で戦ってきたトッププレーヤーたちが引退後に指導者として現場へ戻ってくる時代も訪れるでしょう。
だからこそ、日本のコーチ同士が国内だけで競い合うのではなく、それぞれの経験や知識を共有し、日本全体の競技リテラシーを高めながら、世界基準の育成環境を築いていけたら素晴らしいと思います。
世界を知るコーチが増えれば、日本で世界を目指す選手も増える。
その積み重ねが、10年後、20年後の日本テニスをさらに強くしていくと私は信じています。
しかし、それだけではありません。
世界を知る元トップ選手と、現場で育成力を磨いてきたコーチたちが互いに学び合い、知識や経験を共有する「チーム日本」を築くことができれば、日本テニスはさらに大きく前進できるはずです。
国内で競い合うだけではなく、日本の競技リテラシーを高め、世界基準の指導を共有していく。
そんな文化を、日本のコーチみんなで育てていきたいですね。
これからの日本テニスに必要なのは、「海外へ挑戦する選手」と同じくらい、「海外へ挑戦するコーチ」を増やすことなのかもしれません。
それが10年後、20年後の日本テニスを変える大きな一歩になると私は考えています。
テニスDEポンでした🎾
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