【 雨はやむ 】 最終話亮治は悩んでいる。何も解決しないまま戻る事は今の状況から逃げ出す事と一緒ではないのか…やり甲斐があった場所に戻っても、今の状況を残したままでは悩みは解決しない上に、やり甲斐を取り戻せ無いのではないのか…亮治を包み込んでる黒い翼はひとつも剥がれてはいない。暗い闇に出口が見えた訳でもない。暗い闇の中に一筋の光が射してきた訳でもない。しかし亮治は、深い暗闇の中しっかりと真正面を向く様になっていた。真っ直ぐ前だけを見つめている、前だけを。外を見ると、雨はやんでいた…