インターネットでたまに初回放送がつまらなかったので、もうこのアニメ見るのやめるという意見を見かけることがある。第一話がおもしろくなかったからといって、見るのをやめるのは正しいのだろうか。
まあ、好みのものと違ったから見ないと言うのは仕方のない事かもしれないが、自分の興味のあるジャンルであるなら一話だけ見て後は見ないというのはすこしもったいないことかもしれない。
ストーリーの内容を見ている側に理解してもらうために
ある程度説明が必要になってくるのはしかたのないことである。
これはアニメだけではなく、連続ドラマ、漫画も同様で、一話では完結しない作品は共通するものだろう。
逆に一話で完結するものや四コマ漫画、続編ものでない映画は
語るべきストーリーを尺の中で一通り説明できているので全体を把握できるように
なっているはずである。
(しかし、実際はストーリーは最初から最後まで完成していても、説明が不足していたり、
あえて演出として語らなかったりする場合もあるのできちんと物語を表現することは、特に映像作品においては難しいことと言えるだろう。)
アニメでも、長編のストーリーもあるし、一話完結ものもあるし、その一話の時間の長さも3分程の短いものから30分のTVアニメもあるので、単に一話といってもストーリーを語るために使える時間は大きくことなるが、現状は5分程度の作品は一話完結型であり、ストーリーを説明するにはあまりに短いため、四コマ漫画のアニメが多いし、相性もいいようである。
やはり長いストーリーをアニメで表現するには、一話30分のアニメ(実際の内容は21分程度でOP,EDを除けば新しいストーリーを語れる部分は20分ぐらいであろう)を継続していくのが一番適しているように思える。
別に1時間でも15分でも良いかもしれないが、1時間ではTV放送を考えた場合、その長さの尺が放送局で取れることはまずないであろうし、ネット配信限定の作品だとしても、視聴者が手頃に見られないデメリットもある。また、製作者側の負担も大きく作品のクオリティーを維持できなくなり、適していない。また30分より短い場合でもあまりストーリーを進行させることが出来ない点や、新しい展開を見せにくいことで見ている側の興味、関心を失う可能性もあり、こちらもあまり適していない。
結局、日本で初めてのテレビアニメである鉄腕アトムから一話30分アニメという形式は、長編のストーリーを語る上で非常に適していたのかもしれない。
その他の手段を考えた場合、劇場用作品ぐらいしか現状はないであろう。
しかし、劇場用作品の場合は上記で説明したように続編作品でなければ、一回で途切れずに最初から最後まで観賞できるため、ストーリーの全体を把握できるが、30分アニメではどうであろうか?
作品の物語の長さや総合で何話になるかで変わってくるし、
一話の中で長いストーリーを進行させすぎると逆に説明不足となり見る側の理解を得られないないし、短いすぎれば進行の遅さにイライラさせられることにもなる。
適切な説明の量はあるにしても、一話で説明される物語は非常に短いものである。
一話ごとの説明が積み重なることで物語の全体が徐々に判るようになってくるのに
第一話で物語の面白さの核となる部分を理解するのは無理である。
また、一話目はどうしても説明しなければならない部分が多いため、派手なアクションやエモーシャルなシーンもほとんどなく、地味になりがちである。
そういった点からも第一話はつまらなくなる部分は多くなってしまうのは、しかたのないことで、一話目は説明回と割り切って見るようにすればいいのではないだろうか。
そして、もう何話か観賞した後で、見るのを続けるかやめるかを決めればいいと思う。
じゃあ、何話で見るか見ないか判断したらいいのだろうかという疑問も出てくるが、
最初から最後までつまらない作品もあるし、途中から面白くなるものもあるので
はっきり決めることは難しいが、ニコニコ動画のコメントを見る中では第3話まで見て判断する人が多いようである。
たった一話で見るのを止めるのではなく、すこし気長に作品を楽しんで見ることで、
その作品の面白い部分が少しずつ分かってくるのではないでしょうか。
その面白さが分かれば作品を好きになれるし、愛せるようになり、より楽しく観賞できるのではないかと思います