北野武監督の処女作を初めて見ました。
北野監督と言えば暴力的な表現があるけど、これがきっかけだったのかな見ていて思った。
今までの作品はほとんど本人主演が多いけど、自分がやった方が一番いいってわかってて
演じているのだと感じる。
暴力的表現と北野武はほんとに相性がいい、というより根本にそのような一面が
あるのだろう。
この映画の主人公を北野武以外に候補を考えて見ても、居ないような気がします。
もう一言でいえばカッコイイの一言に尽きる
冷淡な表情、過激すぎる暴力、理解できないクレイジーさ
怪しい魅力が感じられるのは北野武が演じたからなのだろう。
今までヤクザものや暴力的表現を扱った映画は好きではなくて
あまり見たことがなかったのだが、
拳銃を持つ、発砲する、殺人を犯す、殴る蹴る、暴言等々
日常ではタブーな事を表現することもエンターテイメントなのかなぁ
と思えるようになってきた。
日常では経験できないことを映画で表現し、見る側に疑似体験してもらうと言った点でいえば
映画の面白さを表現しているわけである。
でも、これは以前の自分と同じように好きではないと思う人もいる
好き嫌いが分かれるジャンルではあるが、好きな人も確実にいる。
では、暴力を扱う映画の魅力、面白さってなんだろう。
といっても広過ぎてひとつひとつの映画でまた違うだろうけど
この映画に関しては過激さ、ショッキングさを表現しているのではないだろうか。
何も変わらない日常の様子に急に生じる暴力の衝撃は
説明できない恐怖、理解しがたい感情を引き起される。
ある刑事を起点にして起こる暴力と狂気は
奇妙な魅力を感じてしまう。
ストーリーは特別に変わった点は無いのだが、強烈な表現が急に襲ってくる
これがなかなか癖になってくるのである。
このような経験が出来るのも映画ならではであり、
北野監督はやはり暴力表現に長けた監督であると
改めて知ることが出来た良い機会でした。