10月31日 | rhのブログ

10月31日

どうやら台風はそれたようで。

僕は日曜の朝は市内の図書館に行くことが多い。

今日も車で図書館へ向かう。


ところが図書館の駐車場に着いてから、ふと気付く。

財布と携帯、バッグに入れたっけ?

今日は財布にも携帯にも触れた覚えが無い。

あー面倒だけど取りに帰らなくては。

いや、まてまて、ここは有料駐車場。

どうやってここから車を出すんよ?

携帯も無いから誰か助けを呼ぶ事も出来ない。

駐車場にいても仕方ないのでとりあえず図書館へ行ってみる。


図書館の入り口には開館を待つ人達の姿。

その中に何度か言葉を交わしたことのある人がいる。

日曜のこの時間によく見かけるおばあちゃんだ。

事情を話してからお願いしてみよう。


だけどこれはメチャメチャ恥ずかしい。

名前も知らないおばあちゃんに“100円貸してください”って

口にするのはなかなか勇気が必要だった。

でも言うしかない!

この恥は一瞬だ。

30分後にはお返ししますから!

それでこの恥ずかしさは消える。


ところが・・・。

あばあちゃんは全くお金を持っていなかった。

本当に済まなそうにして僕に謝る。

いやいや、おばあちゃんが謝らないで下さい。

悪いのはアホで間抜けな僕なんですから。


さて、どうしよう。

図書館の職員にお願いしてみるか。

あ、ここの近所のマクドナルドに行ってみようか。

僕は図書館同様、日曜の朝はマックによく行く。

いつもの店員さんがいてくれれば・・・。

いや無理だ、無理。絶対無理!

笑顔が素敵なあのコに助けを求めるのは

きっとおばあちゃんにお願いした時よりも数倍恥ずかしい。


“いらっしゃいませ。ご注文はお決まりですか?”


“100円貸してください”


ムリ過ぎるー!!

それなら家までの道のり往復10キロを走った方がマシだわ。


もちろんホントに10キロ走る気はないので

どうしようか考えていると先程のおばあちゃんがやって来た。

そして眩いばかりのコインをそっと僕に差し出す。

おばあちゃん・・・。


おばあちゃんにはどうやら連れの男性がいて(何故か夫婦ではないように見えた)

事情を聞いたその男性がお金を貸してくれたのだ。

見ず知らずの僕に貸してくれるなんて!

ありがとうございます!!


急いで家に戻ってから

コンビニでささやかな御礼を手にして再び図書館へ向かう。

あー良かった。

本当に助かりました。

人の温かさと自分の間抜けさを再認識した日曜の午前。